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<< のび子の記事 >>

本の修理その(3) かけた時

by のび子

図書館では、昨日から蔵書点検が始まっています。
前にsakuさんも書いていますが、本のバーコードを漏れなく
1冊1冊なぞっていく作業です。
気が遠くなります…。


さて、今回は本の修理最終回です。
ページの一部が破れてどこかに行ってしまった時、
コピー用紙などを貼ってこれ以上酷くならないようにするという修理の方法です。


【用意するもの】
☆水ときボンド(水っぽくなりすぎないよう注意)
☆筆(100均で買えるもので構いません)
☆クッキングシート

基本的に他と変わらない道具でできます。


(1)

かけた部分に合わせて、コピー用紙などを適当に破っておきます。
破れた時と同じように、のりしろにボンドを塗ります。
下にクッキングシートを敷くのを忘れずに!


(2)

片方に破った紙を貼り合わせ、はくり紙を上にかぶせてから輪ゴムで本をくくります。


(3)

乾いたら本の大きさに合わせて、はみ出したところを切ります。


(4)

完成!


これまで紹介した3つの修理さえ覚えていれば、
大体の本が壊れた時に修理できます。
手軽にできますので、チャレンジしてみてくださいね!


しらかば学園でモビール作り

by のび子

本日はしらかば学園でひなまつりのモビール作りの先生をしてきました。
先生と言っても次は何を切ってー貼ってーくらいですが…。
同じパーツを使っているのに一人一人個性が出ていて、
見て回るのが非常に楽しかったです。
後から女雛の後ろ髪を足したり、ちょっとアレンジして見せてくださる方もいて
「女子だ!女子がいる!!」と女子としては色々足りない私は
大変お勉強になりました!


今回のモビールは、こちらの本の型紙を使って作りました。

「モビールでつづる365日」754/ヨ
よしい いくえ/著 誠文堂新光社



卵焼きを作ろうとして三角コーナーに卵を割り入れる私でもできるくらい簡単です。
3回やらかしてますが、できました。

季節のモビールがたくさん紹介されていますので、
ちょっと何か飾りたいなと思った方にオススメです。

本の修理はまた次回に…。


本の修理その(2) とれた時

by のび子

今日はすごい雪ですね。
授業の見学に呼んで頂いていたのですが、あまりの雪に午前授業になってしまったそうで
延期になってしまいました。
図書館前の除雪はしておりますが、足元が悪いので
来館される方はお気をつけください。


ではでは、今回は修理の2回目。
ページが外れてしまった時の修理法です。

・少し背の厚い本の修理に適しています。
・絵本でも修理可能ですが、すぐ取れる可能性があります。
 (絵本は製本の仕方が背の厚い本と違うせいです)
・水ときボンドで紹介していますが、でんぷんのりだと失敗した時に修正ができます

【用意するもの】
☆水ときボンド(水っぽくなりすぎないよう注意)
☆筆(100均で買えるもので構いません)
☆輪ゴム、もしくは大きな目玉クリップ

(1)

取れたページの背中に筆でボンドを塗ります。
開いてる方に塗らないように気をつけてくださいね。
たくさん塗らなくても大丈夫です。
背中以外のところについてしまうと開きにくくなるので、
はみ出した分は指かコピー用紙でぬぐってください。
ティッシュだとくっついてしまう可能性があります。


(2)

上下間違えないように確認をして、取れたページを本の間に入れます。
軽く入れると浮いてしまうので、奥までぐっと押し込みながら本を閉じます。


(3)

輪ゴムか目玉クリップで本を固定し、半日ほど置いて乾かします。



前回と今回の2つの修理ができたら、ほとんどの本は修理できたも同然!
次回は破れたページがどこかにいってしまった時の修理をご紹介します。


本の修理 その(1) 破れた時

by のび子

今回から簡単な修理についてご紹介します!
先ずはページが破れてしまった時の修理法を紹介をします。

ここでひとつお願いがあります。

本が破れた時、セロハンテープは絶対に使わないでください!

セロハンテープは年数が経つとパリパリになってはがれ、
更に紙を茶色く変色させたりと結果的に見ると
本を傷めてしまうことになります。

なので、修理をする時には必ず修理用の道具を使いましょう!

図書館の本が破れてしまったり、ページが外れてしまった時は
そのままの状態で持ってきてくださいね。

では、破れた時の修理の仕方その(1)です。
修理しているものが途中で変わっているのは
わかりやすいようにものを変えているだけなので
あまり気にしないでください…。


【用意するもの】
☆水ときボンド(水っぽくなりすぎないよう注意)
☆筆(100均で買えるもので構いません)
☆クッキングシート


(1)

カッターで切ったような状態ではなく、
手で破ったような時の修理法です。
破れた時に薄くなっている部分ができているので、
ページの下にクッキングシートを敷いてから
その部分に水でといたボンドを塗ります。


(2)

破れた部分を白い部分が出ないよう表と裏を間違えないで貼り合わせ、
その上にクッキングシートをかぶせる。
クッキングシートは本とのりづけした部分がくっつかないようにするために入れます。


(3)

そのまま本を閉じ、半日ほど置きます。


セロハンテープを使わなくても、これだけでくっつけることができます!
ただ、のりしろがある場合のみですが…。
カッターやハサミなど、スパッと切れてしまったものは
専用の修理テープが必要になります。

ちなみに…ここで修理法を紹介していますが、
図書館の本で上記のような状態になった時、
そのままの状態で図書館に持ってきてください。
こちらで修理いたします。


次はページが取れてしまった時の修理方法を紹介します。


1日司書体験!

by のび子

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セロハンテープ、はがし中…
今日は1日司書体験で、本の修理を行いました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
今年度の1日司書体験は、今日が最後です。

簡単なやり方ではありますが、ページが破れてしまった時の修理の仕方を2パターンと、実際に本の修理をしてもらいました。

午後の部ではもう少し踏み込んで、セロハンテープをはがしをみんなでやってもらいました。
セロハンテープは家庭にあるのでつい使ってしまうと思うのですが、
年数が経つとパリパリになってはがれたり、
紙を茶色く変色させたりしてしまうので本の修理には向いていません。
なので、セロハンテープが貼られた本はある道具を使ってはがします。

その道具とか、ドライヤー!
ドライヤーで温風を当て、のりを溶かしたら少しずつはがしていきます。
実は慣れないと本をはがしてしまいがちなのですが、
今日やってくれた皆さんはとても上手にはがしてくれました。

この体験で本を大切にすることに興味を持ってもらえたと思うので、
これからも図書館の本を大事に使ってもらえたら嬉しいです。

次回から簡単な本の修理の仕方を紹介しますね。


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