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読書と食事は似ている?

by のび子

読書推進運動協議会で発行されている機関紙「読書推進運動」で、
作家のはやみねかおるさんが「読書好きにする秘訣、大公開!」という
記事を書かれていました。
簡潔にまとめると、先ずは…


・子どもを本好きにするなら、先ずは親から

・「頭が良くなるから」「読書感想文のため」の読書、楽しいですか?


ということ。
そして最後に読書好きにする方法…それは、

自分が読んで面白かった本をたくさん用意して、子どもたちに見せびらかせて、
無茶苦茶面白かった!ということだけを伝えてそれ以外のあらすじは伝えず、
興味を示したら「ダメ!」と言い、本を隠すのだそうです。

隠しておいたおやつがいつの間にか食べられているように、
子どもたちが本を探し出したら成功なのだそう。


「本を読めと強要することが、本の楽しみを奪っているように思う」と
はやみねさんが書かれていて、正にその通りだなと感じました。
嫌いなものをいやいや食べさせられて好きになる子は滅多にいません。
趣味であるべきことを強要されるのは、拷問に近い気がします。

本嫌いの子が多いと言われますが、私は学校に貸出に行ったりした時に
本がたくさん入ったコンテナを次々に覗きに来る子たちを見ていると
そうは思いません。
今まで読んでいる姿を見たことがない、と言われていた子が
楽しそうに読んでいる姿を見て、「きっかけ」が全てと実感しました。

にんじん嫌いの子にしれっとすりおろしたにんじんをが入ったケーキを出したら
「美味しい!」と言って食べてくれるように、
「嫌いだ」と言っているのは食材(本)のいい楽しみ方を知らないだけで、
その調理方法次第で無限に楽しみ方があるのでしょう。

あと数日で5月、司書は学校に色々お世話になることが増えると思います。
少しでも子どもたちに「読書」という趣味を楽しんでもらえるよう
頑張っていきたいと思います。


今月から…

by のび子

7・8カ月児検診で行っているブックスタート。
小さい時から本に親しんでほしい、という意義で行われていますが
今月からお渡しする絵本が変わりました。


「がたんごとんがたんがたんごとんざぶんざぶん」
安西水丸/さく(福音館書店)

「みんなでね」
まついのりこ/さく(偕成社)


既にお持ちの方には別の本もご用意しています♪


こちらの絵本の選別、職員とおはなしの木さんで考えて、
悩んで悩んで選びぬいた本です。
どうか赤ちゃんにも、お母さんにも気に入ってもらえますように!


時々ブックスタートのバッグを持って図書館に来てくれるお母さんがいて、
応対をしながらこっそりうふふ、と思っているのび子でした。


1日司書体験

by のび子

今年もこどもの読書週間期間に「1日司書体験」、やります!
今回は図書館で毎月行っている展示を実際に子どもたちに作ってもらうという体験です。
書店にあるようなPOPカードをマスキングテープやカラーペンを使って作ってもらったり、
ちょっとした飾り物などを使って本を手に取りたくなるようなテーブルを作ります!
ただいま絶賛仕込み中ですので、小学4〜6年生の皆さんのご参加お待ちしてます♪
詳細はこちらをご覧ください。

せっかく暖かくなってきたのに、昨日からまた冷えてきてしまいましたね。
桜の開花がちょっと遠くなってしまったようで寂しいです。
本物を見られるまでは写真集でガマン!
ということで今日はこの1冊です。


「日本の名景 花」(748フ)
福島右門/著 光村推古書院


様々な季節の花が掲載されていますが、北海道の芝桜の写真も。
鮮やかな景色になるのが待ち遠しいですね。


本屋大賞決定!

by のび子

急に春らしい気温になってきましたね。
雪が一気に溶けたせいなのか、図書館前は緑のにおいがしました。
芝もあっという間に青々と茂るんだろうなあ。

昨日今年度の本屋大賞が百田尚樹さんの
海賊とよばれた男(講談社)』に決まりました。
出光興産の創業者、出光佐三さんをモデルに描かれた歴史経済小説です。
図書館ではこれから予約がたくさん入ってくると思いますので、
借りて読もうと思われている方は早めの予約をオススメします。
講談社の公式サイトでは序章の試し読みができるようなので、
先ずはそちらから入ってみるのも良いですね。

2004年から始まった本屋大賞ですが、
2010年の「天地明察」、2012年の「舟を編む」と、
「何かを創り上げていく」作品の大賞が続いています。
(2011年は「謎解きはディナーのあとで」なので一度途切れますが)
以前児童書でも仕事に関する本が増えていると書いたことがありますが、
良作が続いたことで注目されやすくなっているのかもしれませんね。
私も好きなジャンルなので、これからも良作、大作が続いていくことを期待しています!


卯月

by のび子

4月!色んなスタートの季節ですね。
図書館の展示も春らしい展示でいっぱいです。

児童コーナーは春とはちょっとズレてるかもしれませんが、
「ヒーロー大集合!」をテーマに展示をしています。
壁一面に泳いでいる魚たちはスイミーの一場面です。
時々脱走している子がいますが、お家に持って帰っても食べられないので
カウンターまで連れてきて頂けると嬉しいです。
元の群れに返しておきますので…。

YA(ヤングアダルト)コーナー(中高生向けの図書コーナー)も
友達や自分に関するちょっとメンタル的なものに触れる本を集めています。
明るくなれる本も、困った時に開ける本もありますので
ちょっと疲れたなあと思ったら寄ってみてください。


現在準備中ですが、新刊でクモに関するこんな本が入りました。

クモの巣図鑑」(J485シ)
新海 明/著  谷川 明男/写真  偕成社


クモの巣ってこんなに色んな種類があるんだ!と驚く本です。
それぞれのクモの解説も載っていますが、
ヤドリギのように間借りして、エサを横取りして生活しているクモが紹介されていました。
更にそのクモは家主を食べてしまうこともあるそうで…(ひいいっ)
生き物の世界って謎が多くて面白いですね。

クモの謎について書かれているページがありましたが、
コウモリがさかさまでも頭に血がのぼらないメカニズムは
もう明らかになったのか気になります。


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