by ジェーン
一昨日(12日)に第38回川端康成文学賞の選考会が行われ、
江國香織さんの「犬とハモニカ」
(「新潮」2011年6月号)に決まりました。
こちらは優れた短編小説に送られる賞で、昨年は津村節子さんの『異郷』、
過去には角田光代さんの『ロック母』(第32回)青山七恵さんの『かけら』(第35回)
そして過日芥川賞受賞、世間を賑わせた!?田中慎也さんも『蛹』という作品で受賞しています。
わたしは江国香織の作品がとても好きで…
まず彼女の日本語の表現の美しさ、オノマトペの豊かさ、
そして話のところどころで料理が出てくるのですが、その料理たちが美しいんです!(おいしそうというより、芸術的だと私は思う)云々…。
私はどちらかというと長編小説を好みますが、彼女の短編小説は好きです。
そこで今日おススメするのが、私の江国香織デビュー作!!!
江国香織/著『デューク』
当館に所蔵があり、YA(ヤングアダルト)といって中高生向けの本のコーナーにあります。
ちょっぴり切ない恋の話。イヌ好きの方にもおススメしたい1冊です。
数年前、NHKでいくつかの短編小説を映像化して流れたことがあり、
その中にデュークがあったんです!
既にその時には小説を読んでいたこともあり、イメージが出来上がっていたので、映像化されたものとのイメージの相違に「えぇぇぇ」ってなった…
のですが、小説と映像を別のものとして見れば楽しめるんですよね。
また流してくれないかなぁ…
せば今日もあずましくいくべ!また次回〜
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