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するするが食べたい

by のび子

最近は古い言葉の意味を調べてはニヤニヤしております。

今読んでいるのは、
堀井令以知さんの「お公家さんの日本語」という本。
公家=朝廷に勤めていた人たち、の言葉です。
大河ドラマなどで耳馴染みのあるものや、
現代でも使われているものなどたくさんありますが、
読み進めていくと重ねる言葉が思ったよりも多い!
たとえば、

おはぎは「やわやわ」

おかき・豆入りのあられは「いりいり」

そうめんは「ぞろぞろ」

団子は「いしいし」

白玉は「うきうき」

するめは「するする」

数の子は「かずかず」

など…まだあります。

公家言葉の中でも衰退や新しくできたものはあると思いますので、
いつの時代から使われている公家言葉なのかまではわかりませんでしたが
狩衣を着て朝廷に出入りしている偉そうな人たちが
こんな言葉を使っていたのだとしたら何だかかわいいかも…。
個人的にするめの「するする」がお気に入りなので
現代で復活してくれないかなと思ったのですが、
なかなかハードルは高そうです。

こちらの本では紹介されていないので庶民の言葉なのでしょうが、
時代の言葉だと「父者(ててじゃ)」の響きが何となく好きです。


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