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読書と食事は似ている?

by のび子

読書推進運動協議会で発行されている機関紙「読書推進運動」で、
作家のはやみねかおるさんが「読書好きにする秘訣、大公開!」という
記事を書かれていました。
簡潔にまとめると、先ずは…


・子どもを本好きにするなら、先ずは親から

・「頭が良くなるから」「読書感想文のため」の読書、楽しいですか?


ということ。
そして最後に読書好きにする方法…それは、

自分が読んで面白かった本をたくさん用意して、子どもたちに見せびらかせて、
無茶苦茶面白かった!ということだけを伝えてそれ以外のあらすじは伝えず、
興味を示したら「ダメ!」と言い、本を隠すのだそうです。

隠しておいたおやつがいつの間にか食べられているように、
子どもたちが本を探し出したら成功なのだそう。


「本を読めと強要することが、本の楽しみを奪っているように思う」と
はやみねさんが書かれていて、正にその通りだなと感じました。
嫌いなものをいやいや食べさせられて好きになる子は滅多にいません。
趣味であるべきことを強要されるのは、拷問に近い気がします。

本嫌いの子が多いと言われますが、私は学校に貸出に行ったりした時に
本がたくさん入ったコンテナを次々に覗きに来る子たちを見ていると
そうは思いません。
今まで読んでいる姿を見たことがない、と言われていた子が
楽しそうに読んでいる姿を見て、「きっかけ」が全てと実感しました。

にんじん嫌いの子にしれっとすりおろしたにんじんをが入ったケーキを出したら
「美味しい!」と言って食べてくれるように、
「嫌いだ」と言っているのは食材(本)のいい楽しみ方を知らないだけで、
その調理方法次第で無限に楽しみ方があるのでしょう。

あと数日で5月、司書は学校に色々お世話になることが増えると思います。
少しでも子どもたちに「読書」という趣味を楽しんでもらえるよう
頑張っていきたいと思います。


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