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続・おっさんが絵本を読む風景。

by saku

みなさんこんにちは。
子持ち眼鏡坊主のsakuです。


我が家の長男(3歳)がもっと小さい頃、
絵本作家の“せなけいこ”さんの絵本を
よく読んであげていた時期がありました。


小さい子向けの絵本って、
やさしくてやわらかな雰囲気を楽しんだり、
ハッピーエンドのストーリーで安心したり
というものが多いのですが、
せなけいこさんは、なかなかキビシイです。


たとえば、
昔からの定番絵本(初版はなんと1969年!)で
『ねないこだれだ』福音館書店(E/E1/セ)
という作品があります。

切り絵風でとても温かみのある絵なのですが、
ストーリーはかなり深刻です。

「夜更かしした子がおばけにされ、おばけの国にさらわれる」
という内容で、
その子どもが戻ってくることはありません。
初版から40年以上、さらわれっぱなしです。

かといって、おばけの国で楽しく過ごすわけでもありません。
墓場で運動会もなければ、
目玉だけになった父親の入浴介助をすることもありません。


結構怖い話ですが、
これを読むのがお父さん・お母さんだと
子どもは安心して楽しんでくれるようです。
特に、お父さんが読むおばけの話は
雰囲気が出てより楽しめるそうです。

読み終わった後は、
やさしい言葉で安心させてあげるのも忘れずに。


3歳の長男は最近、
“おばけ”がどんなものか分かってきたようです。
8か月の次男は、
恐れを知らないレンジャー部隊のように
家中をほふく前進(ハイハイと呼ぶにはキレが良すぎる)しています。

そんな二人が、
『ねないこだれだ』でどんな反応をするか楽しみです。
今日、借りていこうかな。



…と思ったら、貸出し中でした(;_;)


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