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<< 2013年10月の記事 >>

変身。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


先日出勤前、
4歳になった息子に
「おとうさん。変身したら、図書館のひとにかっこいいって言われるよ!」
とアドバイスを受けました。
そうして、テレビの戦隊モノの変身グッズ(当然オモチャです)を渡されたので
変身ポーズをとってみたのですが、
終日、誰からも「かっこいい」とは言われませんでした。
残念だけど、的確な対応です。


変身といえば、
高校生の頃読書感想文に、
「本が薄いから」というだけで
『変身』フランツ・カフカ/著(943/カ)
を選んだ記憶があります。
青年グレゴール・ザムザが朝目覚めると、巨大な毒虫になっていた
という設定から始まる短編小説で、
岩波文庫のものが、108ページ(『変身』のほかもう一篇入っています)。
動機が軽いので読み方も軽く、
結局大した感想文は書けませんでした。


最近出版された
『恋しくて』村上春樹/編訳(908/ム)
の中に、
「恋するザムザ」という短編が収録されています。
『恋しくて』は村上春樹さんが訳した海外恋愛小説を集めた本で、
最後の一篇「恋するザムザ」のみ、春樹さんオリジナルの短編です。
僕はまだ読了していないのですが
(購入して少しずつ読んでいるところです)
おそらく、カフカの『変身』が絡んでくるのでしょう。
事前に情報を入れたくないので、ただの推測ですが。


恋愛で人が変わることがありますが、
僕個人、すでに妻も子もいるので、
今後新たな恋愛をする予定もつもりもありません。
なので、他の変身方法を考えたいと思います。
毒虫以外で。


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