中標津町図書館 information

トップページ






RSS

Ringworld
RingBlog v3.22

saku - 2013年3月の記事

楽しかった人形劇!

by saku

P1020627.jpg
『ふくろうの染め物や』
P1020643.jpg
『赤ずきん』
あぶない!赤ずきんちゃんが食べられちゃう!
みなさんこんにちは!
坊主頭のsakuです。


先週日曜に開催した『としょかん人形げき』
天気にも恵まれとても大勢の方に観ていただくことができました!

来てくださったみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m


まずは人形劇『ふくろうの染め物や』から始まり、

パネルシアター『おおきなかぶ』では、
実はかぶではなく○○だった!というオチにビックリ!

歌遊びを1曲楽しんだ後、

最後には舞台を飛び出したダイナミックな人形劇『赤ずきん』
みんな、赤ずきんちゃんがオオカミにつかまらないように、
「赤ずきんちゃんはコッチにいないよ!」
と元気な声で言ってくれましたね♪


今回人形劇を披露してくれたのは、
“人形劇団ひよっこ”のみなさんでした。
なんと、50年以上も活動している劇団さんです!
はるばる札幌から、車で来てくれたんですよ!

人形劇が終わった後、
「中標津の子たちはみんな素直!」と楽しそうに話してくれましたよ♪


開催が日曜日ということもあり、
お父さんと一緒に来てくれた子もたくさんいました。
お家に帰ってから、
「今日の人形劇楽しかったね!」と
お話してくれていたら、とてもうれしいです。


図書館には、
『ふくろうの染め物や』
『おおきなかぶ』
『赤ずきん』
すべて絵本があります。
本を読みながら、楽しかった人形劇を思い出してくださいね♪


日曜日は人形劇♪

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


あさって24日の日曜日は、
『としょかん人形げき』
が開催されます!
詳しくはコチラ↓
『としょかん人形げき』

札幌を中心に活動されている、
『人形劇団ひよっこ』
のみなさんが、
むかしばなし「ふくろうの染め物屋」を披露してくれます!
楽しみですね!

午前10時開演なので、
遅れないように来てくださいね〜(^_^)/
入場無料です♪



話はちょっとそれますが
僕が読んだ昔話で、
『古井戸に落ちたロバ』
北山耕平/再話 oba/文と絵
という、
とても印象に残った絵本があります。

ネイティブアメリカンのティーチングストーリー(生きることを教える話)
です。


としよりロバが古井戸に落ちてしまい、
人間たちは何とか助けてやれないかと考えます。
しかし、次に子どもたちがこの古井戸に落ちてしまうかも知れないと、
ロバが中にいるまま、
井戸を埋めてしまうのですが…

最後にロバが感じているのは、
あきらめなのか解放感なのか。それとも…
何通りにも取ることができる、
懐の深い絵本です。


長いタイトル。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


村上春樹さんの新作のタイトルが長い!
と話題になっているようです。

4月に発刊される新刊なのですが、

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

だそうです。
なんと20文字!
間もなく出版ということで、
図書館でのリクエストも受け付けています。
館内のリクエストカードにご記入ください。


最近、実用書では長いタイトルの本が多くなっていますが、
小説ではなかなかありませんね。

今、図書館の小説の棚をずーっと見てきたのですが、
20文字オーバーとなると数えるほどです。


まず、20文字タイ記録として
『君のいない眠りのなかでぼくは君の夢をみる』(913/ヨ)
吉澤慎一郎/著 新風舎
という本があります。

しかし上には上がいるもので、
『誰かが手を、握っているような気がしてならない』(913/マ)
前田司郎/著 講談社
は22文字!
もはや「長めのタイトル」というより、
「文」と言った感じです。

でもこんなもんじゃありません。
『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(913/カ)
金井美恵子/著 新潮社
は、なんと26文字!
カタカナのタイトルは有利ですね。


ところで、
村上春樹さんは短編のタイトルも長いものがあります。
「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界」
これで一つの短編タイトルです。
文字数は…(数え中)…
46文字!
多分!
※『村上春樹全作品1979〜1989 8』(918/ム)に収録されています。


ちなみに、
世界一長いタイトルは、
あの有名な『ロビンソン・クルーソー』の原題だそうです。
「The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe of York, Mariner: who lived Eight and Twenty Years, all alone in an uninhabited Island on the coast of America, near the Mouth of the Great River of Oroonoque; Having been cast on Shore by Shipwreck, wherein all the Men perished but himself. With An Account how he was at last as strangely deliver'd by Pirates. Written by Himself」
文字数は…もう数えたくありません(;_;)
語数にすると、68語!


…表紙に書ききれていたのでしょうか?


キオク。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


2年前の今日。
もうすぐ午後3時になろうかという時間、
突然、地面が揺れました。

図書館の窓はがたがたと鳴り、
割れやしないかと心配になりました。

利用者の方に声をかけ、
本棚から離れていただきました。

結構大きな揺れでしたが、
それよりも、
揺れている時間が長い事が、気がかりでした。
釧路沖地震や、東方沖地震のことが頭をよぎりました。

揺れが収まり、事務所にあったテレビを点けると、
東北地方で大きな地震が発生したことを放送していました。


これが、2011年3月11日の、中標津町図書館の様子です。
ガラスは割れませんでしたし、棚から本が落ちることもありませんでした。

今も、地震前と変わらず開館しています。


その一方で、東北地方の太平洋側沿岸部では、
地震前の日常の風景は、もう戻ってきません。


しかし、どこかに記録が残っていれば、
その日常や、風景、生活を思い出すことは出来ます。



インターネットの検索サイト「グーグル」で、
“未来へのキオク”というサービスが始まりました。

一般の方々が過去に撮影した写真や動画を、
東北地方の地図上に合わせて配置し、
自由に見ることができるというものです。

地震前の町の風景や、お祭りの様子などがたくさんアップされています。
地震後の写真もあります。
中標津町図書館でもインターネットにつながったパソコンを利用できますので、ご覧頂くことができます。


図書館にも、
本の形を取って残された“記憶”が、数多くあります。
特に、中標津町関連の“記憶”は、
図書館以外ではなかなか目にすることが難しいのではないでしょうか。


こういった地元の“記憶”を、
しっかりとつなぎとめ、いつでも利用者の方に見ていただくというのは、
地方公共図書館だからこそできることなのかな、と思います。


この3.11という日に、
ふとそんなことを考えるsakuでした。


消す物。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


先日、
『世界から猫が消えたなら』川村元気/著 マガジンハウス
という本を読みました。
本屋大賞にノミネートされていますね。


余命宣告された男のもとに、
ハイテンションな悪魔がやってくる。
「世界から1つずつものを消す代わりに
余命を1日ずつ延ばす」と言われ、
チョコレート、電話…と1つずつ世界から無くなるが…


といったような内容です。


消す物を選ぶのは基本悪魔です。
たとえば
「靴下の中でたまに小指の爪にひっかかるほつれた糸」
というようなどうでもいいものは消させてくれません。
それなりに困ってしまうものが消えていきます。
さすが悪魔。

でも、消すか消さないかの最終判断は、主人公に委ねられています。
消さない場合は生きていられないわけですが。


さて、
自分ならどこまで消しちゃうだろう?
と考えてみましたが、
アレならいんじゃない?
コレが無くても困らないかも?
ソレは…まぁ…命よりは…
なんてことを突き詰めていくと、
結局世界に生き物以外のモノが残らないことに気づき、
自分の自己中心っぷりに嫌気がさしました。
もう、心の器=おちょこの底です。


みなさんは、どこまでOKですか?