消す物。
by saku
みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。
先日、
『世界から猫が消えたなら』川村元気/著 マガジンハウス
という本を読みました。
本屋大賞にノミネートされていますね。
余命宣告された男のもとに、
ハイテンションな悪魔がやってくる。
「世界から1つずつものを消す代わりに
余命を1日ずつ延ばす」と言われ、
チョコレート、電話…と1つずつ世界から無くなるが…
といったような内容です。
消す物を選ぶのは基本悪魔です。
たとえば
「靴下の中でたまに小指の爪にひっかかるほつれた糸」
というようなどうでもいいものは消させてくれません。
それなりに困ってしまうものが消えていきます。
さすが悪魔。
でも、消すか消さないかの最終判断は、主人公に委ねられています。
消さない場合は生きていられないわけですが。
さて、
自分ならどこまで消しちゃうだろう?
と考えてみましたが、
アレならいんじゃない?
コレが無くても困らないかも?
ソレは…まぁ…命よりは…
なんてことを突き詰めていくと、
結局世界に生き物以外のモノが残らないことに気づき、
自分の自己中心っぷりに嫌気がさしました。
もう、心の器=おちょこの底です。
みなさんは、どこまでOKですか?
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