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saku - 2013年2月の記事 >>

続・おっさんが絵本を読む風景。

by saku

みなさんこんにちは。
子持ち眼鏡坊主のsakuです。


我が家の長男(3歳)がもっと小さい頃、
絵本作家の“せなけいこ”さんの絵本を
よく読んであげていた時期がありました。


小さい子向けの絵本って、
やさしくてやわらかな雰囲気を楽しんだり、
ハッピーエンドのストーリーで安心したり
というものが多いのですが、
せなけいこさんは、なかなかキビシイです。


たとえば、
昔からの定番絵本(初版はなんと1969年!)で
『ねないこだれだ』福音館書店(E/E1/セ)
という作品があります。

切り絵風でとても温かみのある絵なのですが、
ストーリーはかなり深刻です。

「夜更かしした子がおばけにされ、おばけの国にさらわれる」
という内容で、
その子どもが戻ってくることはありません。
初版から40年以上、さらわれっぱなしです。

かといって、おばけの国で楽しく過ごすわけでもありません。
墓場で運動会もなければ、
目玉だけになった父親の入浴介助をすることもありません。


結構怖い話ですが、
これを読むのがお父さん・お母さんだと
子どもは安心して楽しんでくれるようです。
特に、お父さんが読むおばけの話は
雰囲気が出てより楽しめるそうです。

読み終わった後は、
やさしい言葉で安心させてあげるのも忘れずに。


3歳の長男は最近、
“おばけ”がどんなものか分かってきたようです。
8か月の次男は、
恐れを知らないレンジャー部隊のように
家中をほふく前進(ハイハイと呼ぶにはキレが良すぎる)しています。

そんな二人が、
『ねないこだれだ』でどんな反応をするか楽しみです。
今日、借りていこうかな。



…と思ったら、貸出し中でした(;_;)


おっさんが絵本を読む風景。

by saku

みなさんこんにちは。
子持ち坊主のsakuです。


我が家には3歳の長男と0歳の次男がおります。
どうやら2人とも、絵本が好きなようです。

いつも寝る前に絵本を1冊ずつ堪能しているのですが、
大体お父さん(僕)が読んでいます。


年齢に差があるので、
次男向けと長男向けで、違うものを読むことが多いです。


次男向けのものは
過去に長男にも読んであげていたものが多く、
読んでいる横から3歳の長男が
「つぎはリンゴとバナナだよ!」
「きかんしゃにのるんだよ!」

などと、
丁寧に最初から最後までネタばらししてきます。
(ちなみに読んでいるのは『がたんごとんがたんごとん』
安西水丸/作 福音館書店 E/E1/ア)


これがいい大人なら
人間関係に溝を生み出すところですが、
今のところ、
二人ともキャッキャ笑いながら
大いに楽しんでいる様子。


まぁ、良しとしましょう。


展示と地元。

by saku

P1020548.jpg
展示の様子です。馬に乗ってみたいです。
みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


ただいま、
図書館正面入り口から入ってすぐのところに、
「青空本の広場実行委員会」のみなさまから寄贈していただいた
『ハイベスト教科事典』学研(Y031カ)
『遥かなる山の呼び声』(館内閲覧用DVD)
を展示しています。


『ハイベスト教科事典』は
中高生向けの百科事典です。
貸出しもできます。
教科書に即した内容だけでなく、
興味を持ったことをさらに深く掘り下げることができる本です。

『遥かなる山の呼び声』は
中標津町内でロケされた映画です。
高倉健さん主演で、1980年に公開されました。
こちらは館内での視聴となります。
カウンターへお申し付けください。


『遥かなる…』以外にも、
中標津が登場する作品がいくつか図書館にあります。

映画だと、
『家族』『釣りバカ日誌ファイナル』など。

小説だと、
『振り返れば地平線』佐々木譲(913サ)や、
kane副館長が先日ブログで紹介した
『生存者ゼロ』安生正(913ア)などです。
結構細かい住所が出てきます。
ついついゼンリンの住宅地図で確認してしまいました。


知っている土地が舞台になっていると、
実際にその場所を思い浮かべながら読むことができますよね。
「あー、これ当幌あたりかなぁ」とか。

範囲を道東一帯まで広げると、
桜木紫乃さんの作品なども楽しめます。


「何読もうかな?」とお悩みの方はぜひ♪


宣言。

by saku

P1020439.jpg
これがウワサの「宣言」です
みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


先日テレビを見ていたら、
有川浩さんの作品
『図書館戦争』(913ア)
の映画化作品が4月に公開されるということを知りました。

有川浩さんと言えば、
図書館でもかなりの人気を誇る作家。
恋愛小説からSFまで幅広いジャンルの作品を執筆されています。

ストーリーは…
行きすぎた検閲に対抗するために図書館によって作られた“図書隊”と呼ばれる軍事組織。
そこに入隊した、ある女の子の物語
です。
もちろんフィクションで、
僕の知る限りでは“図書隊”はありません。
少なくとも中標津には。


主人公の女の子の猪突猛進ぷりがとても面白く、
時にそのまっすぐな言動が心を打つおはなしです。
詳しい内容は読んでからのお楽しみということで。


ところでこの『図書館戦争』という作品、
作者の有川浩さんが、
「図書館の自由に関する宣言」
というものを見かけたのがきっかけとなって生まれたそうです。

当館にも、入口(傘立ての上あたり)に掲示してありますので、
興味のある方は一度ご覧になってみてください。


ちなみに、どうして図書館が「自由」にこだわるかと言うと、
第二次世界大戦終了までは、
読みたいものを読めず(それ以前に出版されず)
知りたい情報を知ることができない時代が続いたからです。

僕はそのころまだ生れておらず
検閲が行われていたという知識は社会科の授業で習った程度ですが、
こうして目の見えるところに「宣言」が掲げられていると、
確かに存在した時代の重みを感じます。


…とまぁ、堅苦しくなってしまいましたが、
『図書館戦争』は世代を問わず楽しめるエンターテイメント作品です。
貸出中の場合は予約することもできますので、
映画を観る前に原作を読んでみてはいかがでしょうか?


作業。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


図書館では、引き続き蔵書点検中です。
後半戦に入り、だんだんと終わりが見えて来ました。

10日(日)の開館日まで、今しばらくお待ちください。


さて、ひたすらバーコードをなぞり続けているのですが、
単純作業をしていると、いろいろなことを考えます。


で、たまに思い出し笑いしてます。


我ながら不気味ですね。

以前、製造業に就いている知人から、
「思い出し笑いは製造業の醍醐味だぞ」
と言われたことがありますが、
孤独な作業は笑いをこみあげさせるようです。


何を思い出しているかというと、
最近、長男(3歳)に質問した時に帰ってくる一言。

答えられることには答えてくれるのですが、
わからないときに発する言葉が、深刻すぎるのです。


たとえば、仕事から帰って二人でお風呂に入りながらお話していると…

saku「そうくん(長男)、今日は何して遊んでたの?」

長男「…なにもわからない」

saku「今日はお母さんとどこか出かけた?」

長男「…なにもわからない」

saku「…晩御飯食べた?」

長男「…なにもわからない」

と言った具合です。


何かひとつのことが分からないなら教えようもあるのですが、
“何も”分からないとなると、どれから教えたらいいものやら。


とりあえず、
『いい男の条件』
(ますい志保/著 青春出版社(159マ))
でも教えておけば良いでしょうか。


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