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ジェーン - 2012年9月の記事

1年に1度の・・・

by ジェーン

みなさん、こんにちは、ジェーンです♪
秋晴れがきれいですね。

秋の冷えた朝は、すがすがしくて凛としていて好きです。


さて、私事ですがもうすぐマイ バースデー!

毎年いろいろな方にお祝いのメッセージを頂き、今ではあまり連絡を取っていない友人からもこの日だけはバースデーメールをもらったりと、とても嬉しい1日です。

年をとるのは私ですが、私を産んでくれた、育ててくれた両親への「おめでとう」
「ありがとう」
の日だなぁと思います。

1年で1番感謝の気持ちに溢れる日。誕生日ってとてもすてきな日ですね。


様々な人が送ったすてきなバースデーストーリーが詰まった本があります。

『この世で一番大切な日』 十川(そごう)ゆかり/著

家族と、友だちと、恋人と送った誕生日の思い出、思い出の誕生日プレゼント…

31の誕生日ストーリーが語られていますが、どれもほろりとほんわかとなるストーリーです。


その中のエピソードの1つに、学生の時に付き合っていた
彼女に久々に再会し、その彼女が誕生日を覚えててくれた――というお話があります。

プレゼントをもらうのも嬉しいですが、誕生日を覚えてくれた、覚えててくれた、というだけでとても嬉しいものです。

私は毎年なんとなく誕生日を過ごしてしまいますが、今年は大切にすごせたらなぁと思います。


星に願いを★

by ジェーン

みなさん、こんにちは!ジェーンです。


秋と言えば、仲秋の名月★☆

私の父は天体観測が大好きで、天文学者になるのが夢でした。

我が家には天体望遠鏡があり、小さいときは父に連れられて近くの野原で星を見せてくれました。

私は父のように星には詳しくはありませんが、今でも夜空を見上げるのが大好きです。


『フォトミュージアム 地球の夜 空と星と文化遺産』
武井伸吾/監修



という写真集があります。

様々なフォトグラファーが世界の夜空を撮った写真集です。

その中の1枚に、額の中に月を収めようとしている男の人の写真があります。
とても素敵で、なぜか星の王子様を思い出してしまうその1枚に魅せられ、返却するまで毎日のように寝る前に眺めていました。

今年の十五夜は9月30日(日)

みなさんもぜひ夜空を眺めてみませんか?


あずましくいくべや〜

by ジェーン

みなさん、こんにちは!

連日の残暑にしおしおと萎れつつあるジェーンです。
早く来ないかな〜秋。


さて、明日は何の日かご存知ですか?



明日は敬老の日

図書館でおじいちゃんおばあちゃんと手をつないでやってくる子どもたちを見ると「あ〜いいなぁ〜」とほっこりとした気持ちになります。

そういえば昨年、おはなし会で本を読んでいて、泣きそうになってしまった絵本があります。


『おじいちゃんの ごくらくごくらく』西本鶏介/作 長谷川義史/絵

大好きなおじいちゃんの口癖は「ごくらく ごくらく」。
一緒にお風呂にはいると2人で「ごくらくごくらく」。
今度、一緒に温泉に行こうねって約束したのに…



私の高校の時の担任のK先生は、おじいちゃん先生で、親しみを込めて「おじいちゃん」と呼ばれていました。

甘いものが大好きで、ランチのメニューは菓子パンやシュークリーム。

口下手でしたが、彼の口癖「あずましくいくべや」が大好きで、今でもなにかにつけて私はこの言葉を使います。

私たちの卒業と同時に退職。

K先生は、トラブルメーカーで校内でも有名な(?)私たちのクラスを自ら志願して、このクラスを持ちたい、と言っていたそうです。
彼曰く「個性的で毎日が楽しい、気持ちが若返る」だそうです。


私たちの前ではそんな愛のささやきを一度も言ってくれませんでしたけどね(笑)

いつも私たちのやらかす、しっちゃかめっちゃかな珍騒動を見守ってくれたK先生は今どうしているべがな〜

そんなことをふっと思ったジェーンでした。


あれから11年…

by ジェーン

みなさん、こんにちは!ジェーンです!

まだじめじめした暑さが残りますね。

さわやかな秋空は、まだ少しお預けのようです。

ですが気持ちはさわやかに!今日もあずましくいきましょう♪


さてみなさんは覚えていますか…?


11年前の今日、アメリカで同時爆破テロがありました。

当時中学生だった私は、何度となく繰り返される衝撃的な映像と、

深い悲しみ、怒りに包まれた人々が映し出されるのを目の当たりにし、

心が痛んだのを覚えています。

お互い憎しみ合い、傷つけ合うことがいかに酷なことか…

繊細な年頃だった私は、いろいろ考えさせられました。

私の中で、これは絶対にしない、と決めていることがあって、それは、
「偏見を持つこと」「相手を悪く言うこと」です。

今、社会問題として浮上している「いじめ」の問題も、世界で絶え間なく勃発する戦争も、元をたどると「偏見」や「差別」に起因するのではないかと思うからです。

悲しいもので、何か起こって初めて考えさせられたり、誰かを想ったりするんですね。


けして風化してはいけない過去。本や資料を通して事実が残ることは、未来につながる想いを伝えるためなのだと思います。

9.11を記した写真絵本があります。こころに強く訴えかける絵本です。


『きぼう こころひらくとき』ローレン・トンプソン/作 千葉茂樹/訳


小さな小さなつむじ風でも。。。

by ジェーン

みなさん、こんにちは。

めっきり涼しくなり、なんぼあずましい季節になったんだべなぁ〜
とつぶやくジェーンです。

秋は大好きな季節。


江国香織さんの本で『こうばしい日々』という短編小説があるのですが、
その始めの1行がとても素敵なんです。

「ウィルミトンの町に秋がきて、僕は11歳になった。――――――」


最初の1行ってその本の扉を開いてくれるカギみたいなもので、うまくすっと入りこめる1行だとその世界に馴染んでいけるんです。

好きな1行はいろいろありますが、この本はベスト3には入ります!



さて話は変わって、昨晩、

『ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂』 マギー・プロイス/著 
金原瑞人/訳


を読み終えました!


小さな漁村の漁師だった少年ジョン万次郎は、漂流した島でアメリカ船に助けられ、そこの船長さんに見初められて「アメリカへ足を踏み入れた最初の日本人」と言われています。

当時の日本人と西洋人は互いに偏見の目をもっていて、歩み寄ろうとしていませんでした。
差別に直面したジョン万次郎の強い想いが世界を変え、私たちが今こうしてアメリカや他国との関係を築いているのも、彼の一歩があったからなのです。

既存のものを、それも多くの人が良しと信じているものを変えることは相当のエネルギーを要します。
ですが、今こうしてテクノロジーにしろ、カルチャーにしろ進化や変化を遂げているのは、誰かが始めた一歩なんだなぁと思います。

例えそれが小さくあろうとも、新たな風を紡げたらなぁと思います。
そしてそれがひとりでも多くの人の心に残ったり、影響を与えられたりできたらなぁ〜

と秋の始めの夜風に吹かれながら思考を巡らせたジェーンでした♪
どんっちっぱれ。