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動物愛護週間

by kane

イヌもネコもウシもウマも、同じ地球に住む仲間!
9月20日〜26日は動物愛護週間です。
それに合わせて図書館では、思わず抱きしめたくなるような動物たちが出てくる本を、一般書担当のsakuさん&ななさんが、色々な本を選んで展示しています。


その中で、目をひく1冊を発見しました!

ブタとおっちゃん
(山地としてる/著 フォイル)

タイトルのとおり、表紙は“ブタとおっちゃん”です。
1枚1枚の写真がとても素敵で、思わずニヤっとしてしまう写真ばかり・・・癒される1冊です。


そして、もう1冊は出版してすぐに読んだ本も見つけました。

盲導犬クイールの一生
(石黒謙吾/文 秋元良平/写真 文藝春秋)

「人間らしい歩き方を思い出させてくれた」
とても印象に残るフレーズです。
クイールの生まれた瞬間から息をひきとるまでをモノクロームの優しい写真と文章で綴っている1冊です。




以上、来月の健康診断までは不健康にならないように走らなきゃと思ってるkaneでした(o^―^o)


9月の移動巡回図書

by なな

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今日は移動巡回図書の日でした。
町内の幼稚園を巡回し、運動会の総練習をしている光景を眺め、子どもの可愛さにとても癒されました。

そして計根別の中標津町交流センターで9・10月の展示の設置をしてまいりました!


*展示テーマ*

『文化祭〜つくってみよう、やってみよう!』


芸術に関わる本を集めました。
何かを作ってみたり、新しいことに挑戦してみたり、図書館の本を利用して、この秋を素敵な「芸術の秋」にしてみてはいかがですか?


敬老の日。

by saku

みなさんこんにちは。
図書館坊主のsakuです。


今日は敬老の日ですね。
さらに連休最終日ということもあり、
お家でご家族と一緒に過ごされている方が多いのではないでしょうか。


最近のおじいちゃんおばあちゃんって、
元気な方がとても多いですよね。
法律のくくりでは“高齢者”の年齢でも、
「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶのが
申し訳ないくらい、元気いっぱいな方が多いです。


『三匹のおっさん』
有川浩/作 文藝春秋
という本にも、
還暦を迎えても衰えることを知らない、
元気な3人の“おっさん”(“じいさん”ではない)が登場します。

幼馴染の3人が協力して町の治安を守る活動をするというストーリーなのですが、
3人が相談している様子は、
どう見ても「イタズラの悪だくみをしている男子」です。

治安の守り方は大体が実力行使で、
1人は柔道、1人は剣道、
もう1人は出力を上げたスタンガンなどでやっつけます。

やられた人は、相当痛いと思います。


勧善懲悪の痛快な物語で、楽しく読むことができます。
敬老の日をより楽しむ本として、
また「読書の秋」の1冊目として読まれてみてはいかがでしょう。


※柔道や剣道など、体を動かすのは健康のために良いことですが、
スタンガンの出力アップは絶対にやめましょう。


あずましくいくべや〜

by ジェーン

みなさん、こんにちは!

連日の残暑にしおしおと萎れつつあるジェーンです。
早く来ないかな〜秋。


さて、明日は何の日かご存知ですか?



明日は敬老の日

図書館でおじいちゃんおばあちゃんと手をつないでやってくる子どもたちを見ると「あ〜いいなぁ〜」とほっこりとした気持ちになります。

そういえば昨年、おはなし会で本を読んでいて、泣きそうになってしまった絵本があります。


『おじいちゃんの ごくらくごくらく』西本鶏介/作 長谷川義史/絵

大好きなおじいちゃんの口癖は「ごくらく ごくらく」。
一緒にお風呂にはいると2人で「ごくらくごくらく」。
今度、一緒に温泉に行こうねって約束したのに…



私の高校の時の担任のK先生は、おじいちゃん先生で、親しみを込めて「おじいちゃん」と呼ばれていました。

甘いものが大好きで、ランチのメニューは菓子パンやシュークリーム。

口下手でしたが、彼の口癖「あずましくいくべや」が大好きで、今でもなにかにつけて私はこの言葉を使います。

私たちの卒業と同時に退職。

K先生は、トラブルメーカーで校内でも有名な(?)私たちのクラスを自ら志願して、このクラスを持ちたい、と言っていたそうです。
彼曰く「個性的で毎日が楽しい、気持ちが若返る」だそうです。


私たちの前ではそんな愛のささやきを一度も言ってくれませんでしたけどね(笑)

いつも私たちのやらかす、しっちゃかめっちゃかな珍騒動を見守ってくれたK先生は今どうしているべがな〜

そんなことをふっと思ったジェーンでした。


ある男の子のこと

by のび子

図書館やブックスタートで子どもと本について相談を受ける時、
「同じ本ばかり読んでもらいたがって…」という話をたまに耳にします。
お気に入りの本があるということはとても嬉しいことです。
なので、「お母さんは大変かもしれないですけど、頑張って!」と声をかけます。
無責任極まりない発言ですみません。
お詫びにちょっといい思い出話をひとつ。

高校生の時、図書局という部活の一つのようなものに入っていました。
その図書局にも運動部のように全道大会があり、
そこではたくさんの分科会(図書館だよりや本の修理の仕方など、
色んなものがあります)が設けられていました。

私が参加したのは「読み聞かせ」の分科会。

岩見沢の読み聞かせサークルさんが講師で、
会場に用意された絵本を1冊選んで話をする時間がありました。
確かエリック・カールさんの「パパ、お月さまとって!」だったと思います。

「その本を2回壊したんですけど、買い直してもらったんです!」

と高校生の男の子が語る姿は、当時は「へえー」としか思いませんでしたが
強烈に頭の片隅に残っていました。

きっとその男の子も、同じように何度も「読んで!」とお父さんお母さんに
せがんだに違いありません。
今何度も「読んで!」と持って来ている本は、
その男の子のように将来そんな風に語ってもらえる1冊になるのかも?
このことを思い出すと、「お母さん頑張って!」という言葉しか出なくなってしまいます。

重ねて言います、無責任ですみません。

でも、その子の子どもの時の姿が
今お母さんが話してくれるお子さんの姿なんだな、と思うと
微笑ましくてたまらなくなるのです。


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