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<< 2012年7月の記事 >>

実は…

by のび子

ここ1週間ほど、久しぶりに本の虫になっておりました。
こんなに本に熱中するのは久しぶり!という勢いで
読んでいた本の中の1冊が、池井戸潤さんの「下町ロケット」です。
2011年度上半期の直木賞を受賞された作品なので、
ご存じの方も読まれた方も多いと思います。
今更の読了になってしまいましたが、
ページを繰る手が止まらないほど熱中しました。
大きな事件をこのまま引きずって進んでいくのかと思いきや、
それをきっかけにした○○の修正がこんな大きな話に繋がっていくとは!
私は複雑な立場に置かれた財前に、
何となく感情移入して読んでしまいました。

この話を読みながら、赤平市にある植松電機さんのことを思い出しました。
社長の植松努さんは大学卒業後、菱友計算株式会社航空宇宙統括部に在籍。
こちらを退職してお父さんの会社を継いでいます。
それからしばらくして、北大から「爆発しないロケットエンジンの実験に
土地を使わせてほしい」と頼まれことがきっかけで、
ロケットの研究・開発をするようになるのです。

下町ロケットの主人公、佃とそっくりな経歴!
もしかしたらモデルになっているのかもしれませんね。

話の続きが現実に続いているような気がして、
爽やかな読後感を与えてくれた作品でした。


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