by のび子
前回の記事では、日本十進分類法(NDC)の歴史を紹介しました。
今回は海外の図書館では、どのように分類されているのかを説明します。
…の前に、実は日本でももう1つ分類法があります。
それは国立国会図書館が作成した
NDLC(National Diet Library Classification)です。
NDCとアルファベットを組み合わせて、
より細分化された分類法になっています。
もし国立国会図書館に行く機会があれば、
分類ラベルを見てみてくださいね。
さて、NDCは森清さんによって分類ということを
前回お話しましたが、この森さんは何を参考にして
NDCを生みだしたのでしょうか?
それは、デューイ十進分類法というアメリカの分類法です。
こちらは現在も使われているアメリカで生まれた十進分類法で、
日本の一部の図書館でも主に洋書に用いられています。
しかし、デューイ十進分類法は日本の図書の分類には
手が届かないところにあるということで
発案されたのが日本十進分類法なのです。
他にも国際十進分類法、コロン分類法、韓国十進分類法などもあるそうです。
世界的に用いられているものもあれば、
その国独自で進化したものもあります。
もし海外旅行に行ったら、図書館を訪ねてみるのも楽しいかもしれません。
3回に渡って分類について書いてきましたが、
今回で分類の話は終了にしたいと思います。
児童本展では現在、第二区分まで(真ん中の数字まで)を
簡単に説明した小さい冊子を配布しております。
壁一面にも貼っておりますので(ちょっと見づらいですね…すみません)
是非ご活用ください。
(でも実は、第二区分までの分類一覧は一般書の窓側の壁に
貼ってあったりします。こちらも見てみてくださいね!)
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