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<< 2012年4月の記事 >>

my favorite book わたしのおきにいり♥

by ジェーン

一昨日(12日)に第38回川端康成文学賞の選考会が行われ、

江國香織さんの「犬とハモニカ」

(「新潮」2011年6月号)に決まりました。

こちらは優れた短編小説に送られる賞で、昨年は津村節子さんの『異郷』、
過去には角田光代さんの『ロック母』(第32回)青山七恵さんの『かけら』(第35回)
そして過日芥川賞受賞、世間を賑わせた!?田中慎也さんも『蛹』という作品で受賞しています。


わたしは江国香織の作品がとても好きで…
まず彼女の日本語の表現の美しさ、オノマトペの豊かさ、
そして話のところどころで料理が出てくるのですが、その料理たちが美しいんです!(おいしそうというより、芸術的だと私は思う)云々…。
私はどちらかというと長編小説を好みますが、彼女の短編小説は好きです。


そこで今日おススメするのが、私の江国香織デビュー作!!!

江国香織/著『デューク』
当館に所蔵があり、YA(ヤングアダルト)といって中高生向けの本のコーナーにあります。
ちょっぴり切ない恋の話。イヌ好きの方にもおススメしたい1冊です。


数年前、NHKでいくつかの短編小説を映像化して流れたことがあり、
その中にデュークがあったんです!
既にその時には小説を読んでいたこともあり、イメージが出来上がっていたので、映像化されたものとのイメージの相違に「えぇぇぇ」ってなった…
のですが、小説と映像を別のものとして見れば楽しめるんですよね。
また流してくれないかなぁ…



せば今日もあずましくいくべ!また次回〜


本物は誰だ?

by のび子

先日ルパンの話をしていた時、
ルパン三世がルブランのルパンの孫だということを
知らないと言われて衝撃を受けたのび子でございます…。

ルパン三世は、モーリス・ルブランというフランスの作家の
「ルパン」シリーズをモチーフに作られた作品です。
その主人公であるアルセーヌ・ルパンの孫だから、
「三世」なのです。

ちなみにルパン三世の映画の中で人気の「カリオストロの城」、
こちらもルブランのルパンから色々オマージュされています。
クラリスは、アルセーヌ・ルパンの○○だったり、
カリオストロとは…だったり。
それは実際に読んで確かめてくださいね。

当館では児童向けとして有名な南洋一郎版全集、
偕成社の全集他、児童向けのマンガや他社の文庫作品なども数点あります。
ルパン三世のおじいちゃんはどんな人物だったかを
知るために読むのも面白いのではないでしょうか。


我が家の愛犬

by kane

こんにちは。
ゴールデンレトリバー(メス12歳)とラブラドールレトリバー(オス11歳)と暮らしているkaneです(o^―^o)ニコ


10年ぐらい前にテレビで“ディスクドッグ”という存在をしりました。聞きなれない言葉かもしれませんが・・・もしかしたら“フリスビードッグ”と言ったほうが伝わりますかね?フリスビーとは登録商標なので、フライングディスクというのが正式な名称です。

テレビで見た“ディスクドッグ”は飼い主が投げたフライングディスクを追っかけてキャッチしたり、飼い主の背中を土台にしてジャンプしたり・・・とても華麗でカッコよく、楽しそうだなと思いました。

自分も出来ないかなと思って、ディスクは買いましたが、まずは投げ方を知らない(^^ゞ
そして愛犬が持ってきても、どうしたらよいのか???

そんな感じだったので、インターネットで北海道内で指導してくれる人はいないのかなぁ〜と思って探していたら、帯広で活躍するドッグトレーナーでもあり、ディスクドッグもやっている人がいることを知り、講習会などに参加しました。

いまでは高齢犬になったので引退してしまいましたが、札幌や帯広などで行われた大会にも参加したり、なかしべつ夏祭りでデモンストレーションをやったことも良い思い出です。


先日、「なかしべつ330°開陽台マラソン」の特別本展を準備しているときに見つけた本・・・

どんな犬もフリスビードッグになれる!


というタイトルの本を見つけました。
図書館には、こういった本もあるんです!!!

ほかにも“ドッグダンス”“ドッグトリック”“犬がよろこぶ手作りおやつのレシピ”など、ペットに関する本もあります。


愛犬とのコミュニケーションは色々な手段があると思います。
そのひとつとして、何かの本で見つけるのはどうですか? (@^▽^@)


絵本を読んで・・・

by なな

みなさんこんにちは!
わたしは最近、とある絵本に出会いました!

4月7日のおはなし会で読んだ、

『おまえうまそうだな』
 宮西達也/作 ポプラ社

という絵本です。

わたしは今までこの絵本を読んだことがありませんでした。
読んでみると、とても良いおはなしで、うるっと泣きそうになってしまいました(^^)
これから宮西達也さんの絵本を読んでいきたいと思います!

おまえうまそうだなの他にも、図書館では宮西達也さんの絵本をたくさん所蔵しています!
みなさんもぜひ、手にとってみてください(^_^)


絵本って深い!

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭の図書館職員sakuです。
先日髪を切り、坊主に磨きがかかりました(^^)v


今回は、絵本を1冊と、関連した一般書を1冊紹介します。

『ぞうがいます』(五味太郎/作 文化出版局)
という、とても不思議な絵本があります。
「ぼく」の上空には、いつも1頭の“象”がいる。
その象はほかの人には見えない。
でも、いつでもどこでもそこにいて、「ぼく」を見てくれている。

というお話です。
ぼくの象?いつもいる?誰にも見えない?
???と、頭の中が「?」だらけになってしまいます。

『砂漠と鼠とあんかけ蕎麦』(五味太郎・山折哲雄/著 アスペクト)
という本(一般書)で、『ぞうがいます』作者の五味さんは、宗教学者の山折哲雄さんと対談されています。
その中で山折さんがこの象について、とても宗教学者らしい分析をしているのを目にしました。
つまりは【「ぼく」の心の拠り所が“象”】という意見なのですが、
それについての分析が豊富な知識があってこそのもので、とても興味深く読むことができました。


短い絵本の中には、
激しく感情を揺さぶるものもあれば、
深い哲学の海へ誘ってくれるものもあります。

お休みの日のちょっとした空き時間に、絵本を1冊手に取ってみませんか?


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