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明日は七夕。

by ジェーン

みなさん、こんにちは。ジェーンです♪


明日7月7日は七夕の日
無事、織姫さまと彦星さまが会えるといいなぁ・・。


七夕の日を調べてみると、7月7日と書かれているものや8月7日としているところもあるようです。地域によって違うんですね。
北海道では、8月7日としているところが多いみたいです。
そして明日の夜8時から10時にかけて「ライトダウン」が実施されるそうです。
天の川を見ながら、地球環境の大切さを再認識しよう、という考えのもと、大きな商業施設、各家庭などで「あかりを消す」というものです。
普段当たり前にあって、ついつい忘れてしまいがちな「あかりの大切さ」「地球環境の大切さ」を再確認する時間をもつ、良い機会ではないでしょうか。


さて、「これぞ絵本の原点」と言われる

アンジュール』 
ガブリエル・バンサン ブックローン出版 (書庫/E2/ハ)

という絵本があります。
文字はなく、すべて絵で語られているのですが、その絵というか表現が、文字や文字からくる意味解釈を越えて、訴えかけてくるのです。

車から投げ捨てられた犬が、彷徨い歩き、走り、最後にはひとりの子どもに出会う、そんなおはなしです。

人、モノ、知識・・新たな「出会い」はエキサイティングで、嬉しいものです。

織姫さまと彦星さまも、明日、1年ぶりに会えるとドキドキわくわくしていることでしょう。
明日、きれいな星空が見えるといいですね♪


15歳の寺子屋

by ジェーン

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みなさん、こんにちは♪ジェーンです。

先日、森林公園を歩いて、森の匂いをいっぱい吸い込んできました。
以前、ブログで「におい」の話をしたことがありますが、森林の匂いもまた良いものです。
身体がしゃんとします。


15歳の寺子屋 森をつくるC・Wニコル/著(Y652/ニ)

のニコルさんは、森の保全運動や森林再生活動などをされている方です。

日本の森の素晴らしさ、森の再生活動の現状など、日本の自然界の現状やニコルさんの森への想いがひしひしと伝わります。
今、自分がやるべきこと、そしてできること。
微力でもいい、今結果が見えなくてもいい、いつかどこかの誰かのために今やれることを一生懸命にやる。
そんな生き方に感銘を受けました。


15歳の寺子屋シリーズでは、一線で走る方たちから、丁度将来や進路に悩む15歳くらいの子どもたちへのエールを込めた自伝が書かれています。

私はこの間、シリーズの中の1作、北海道出身のオーナーシェフ三國清三さんの『前進力』(Y289/ミ)を読みました。

けして裕福とは言えない環境から、無我夢中に一生懸命に走ってきた三國さん。
熱い想いがあれば、カタチになるんだと考えさせられた本です。


1冊の本が、人生を変えるかもしれない
そんな言葉をどこかしこで耳にします。

学校、趣味に、遊びに忙しい中高生のみなさんにも、お気に入りの、こころに残る1冊に出会ってほしいなぁ・・・と思います。


by ジェーン

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夕日とともに・・・岩木山
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武佐岳と飛行機
みなさん、こんにちは!ジェーンです。


先日、空がとってもきれいだったので、いつもは自転車で出勤するのですが、歩いて職場へ向かいました。

歩いていると、普段は見過ごしてしまういろいろな気づきがあって、歩道の脇のお花とか、おもしろいところにくもの巣が張ってあるのを発見したりして、歩くって気もちいいなぁ と改めて思いました。

しるべっと駐車場側の会館脇に小さな小路があって、とても大きなどしんとした木があるのを見つけました。
そういえば、いつもきれいに手入れしてくださる方を見かけていたなぁ・・・。
新しい発見に感謝です。そしていつもきれいに手入れをしてくださる方々、本当にありがとうございます!


さて先日、「富士山」が世界文化遺産に登録されました!!
日本の象徴として海外にも知られる富士山。
日本人として嬉しい限りです。
一方で、ゴミや植物の持ち帰りなどの問題も耳にしてきました。
これから益々、観光客の増加が見込まれます。
登山者ひとりひとりの当たり前の心がけが、環境保全につながります。
大事な自然を大切にしていけたらと思います。


中標津にもとてもきれいなミニ富士山がありますね♪
私は武佐岳のカタチも好きです。
特に「中標津空港」から見える「武佐岳」は本当にきれいで、飛行機が止まっていたりすると、「山と空港」のツーショットが申し分なく良いんです♪


ところで、故里の津軽には、「津軽富士」と呼ばれる「岩木山」があります。
そのカタチの美しいのなんの。
市内のたいていの小中学校では、校歌で歌われているし、「岩木山がかさかぶったら(雲のこと)次の日は雨」なんていうお天気予測にも使われ、とても身近な存在なのです。

・・・と、山と共に育ったせいか、山を見ると気が安らぎ、落ち着きます。


さて、話は戻って戻って・・・
富士山うたごよみ』 俵万智/短歌・文 U.G.サトー/絵 福音館書店
(E1/ユ)


では、四季折々の富士山を短歌と共に味わえます。
俵万智さんの短歌は本当に味わい深い!
目に見えない、言葉にならないコトバが生きる、そんな感じがします。

その中から、ちょうど先日迎えた「夏至」のページの短歌を一句。

はなび花火 そこに光を見る人と 闇を見る人いて並びおり
(同絵本より抜粋)


ひとそれぞれ感性、見るもの、気づくものが違うんだなぁ。
だからこそ、新しいものが生まれ、新たな発見があるんですね。

「富士山」も、きっと多くの人の心を揺さぶる何かがあるんだろうなぁ。

私は、今度の休みにでも、空港の武佐岳に癒されに行きたいと思います♪


楽しい愉快なビックリえほんたち

by ジェーン

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めざせ!図書館マスター
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「図書館の本」「本の本」
大集結!!
こんにちは!ジェーンです。

以前ブログで「換気」の話をしたことがありますが、最近暑いので毎朝換気をしています。

すると、自動車の音に混じって、自然の音がそよそよと耳に入ってくるのですが、だんだん夏らしい音になってきたなぁ〜と感じる今日このごろです。



さて今日は、子どもたちがたくさん来館してくれました。

ここ数日は、町内の小学生さんが授業で図書館に来てくれ、図書館の使い方図書館の本がどのように並べられているのかを勉強しに来てくれました。


子どもたちが、嬉しそうに本を手にし、友だちと見せ合いっこしている姿を見て、わたしも嬉しくなりました。

これを機に、図書館に遊びに来てくれたらなぁ〜と願うジェーンでした。



さて今、児童書コーナーでは、「図書館マスター」の展示をしています。

図書館の本の背についているシールに数字が書いてあるのを見たことがありませんか?

その数字には、実は秘密があって・・・

その続きは図書館でじっくりご覧あれ!


展示の本は、図書館について分かる本や、図書館や本が出てくる本・絵本などを並べております。

その中の1冊をご紹介します♪
その絵本とは、おっとびっくり中を開くと、とっても面白いことになっているのですが・・・

この あかいえほんを ひらいたら
 ジェシー・クラウスマイヤー/文 スージー・リー/絵 石津ちひろ/訳
講談社 (E2/リ)


この絵本、開くと―――。
みなさん、これは実際に絵本を手にして見てください♪


絵本って、いろんなカタチ、素材、仕掛けなどなどがあるんですよ。

私も恥ずかしながら、図書館で働くまでは、「布えほん」「大型えほん」があることを知りませんでした・・・


みなさんもぜひ、いろいろな絵本を楽しんでみてくださいね!

ちなみに、残念ながら貸出しはできないのですが、
ロバート・サブダ

不思議の国のアリス』(F/E2/サ)
では、あっぱれ!なんとも見事な飛び出す仕掛け を楽しむことができます!!


少し前になりますが、
ポップアップブック はらぺこあおむしエリック・カール 偕成社(F/E2/カ)
※こちらも図書館の中でお楽しみくださいm(_ _)m

をおはなし会で読んだことがあって、そのときのこどもたちの驚き、惹きつけられる姿が未だに忘れられないジェーンでした。

ちゃんちゃん♪


図書館に教科書がやってきた。

by ジェーン

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教科書がやってきた!
みなさん、こんにちは、ジェーンです♪


昨日から、図書館児童書コーナーにて「教科書展示」がスタートしました!

昨日も早速、大人の方が懐かしそうに教科書を手に取る様子、子どもたちが興味深そうに眺める様子を目にしました。
来年、再来年にお世話になる教科書たちを見たり、去年おととしと使った教科書を見たりと子どもたちにとっても楽しめる展示なんだなぁと感じました。


私もパラパラとめくってみたのですが、私のころとは大分内容も変わっていて、新鮮味を感じました。
大きさも一回りほど大きくなっていて、私のころにはなかった、「重松清さん」や「あさのあつこさん」など、今、人気のある作家さんたちの作品も並んでいて、時の流れを感じました。

そんな私でも懐かしいなぁと思ったのが、中学校1年生の教科書に掲載されている

あのころはフリードリヒがいたリヒター/作 岩波書店(Y943/リ)

の中の「ベンチ」という作品です。


あまりいい言葉ではありませんが、「差別」や「社会問題」について考えさせられた、私にとってとても深い作品でした。

それが縁の始まりだったのか否か、学生時代はユダヤについても学ぶ機会を得て、人生どこがどうつながるか分からないものです。

みなさんも今やっていることを振り返ってみたときに、もしかしたら、子どもだったときに好きだったこと、夢中で取り組んだこと、特に意識をしてなかったけれど、何となく大人になっても心に残っていることがつながっているのかもしれません。


もう一作品印象に残っていたものがあって、中学校3年生の教科書に載っている

詩『はる谷川俊太郎

という作品です。

音楽の時間に唱った記憶があり、青くて瑞々しくて、でももどかしい、そんな歌です。
歌の雰囲気がとても好きで、ふわっとしたほわっとした、そんな柔らかい感じが好きでした。


谷川俊太郎さんの前衛期の詩は好きで、昨年もちょこちょこ紹介していましたが、今日も芯に響く作品を紹介します。


子どもたちの遺言谷川俊太郎・詩 佼成出版社(911/タ)

心に沁みる詩がたっぷりつまっているのですが、その中で「ありがとう」という作品があります。

何気なく見過ごしてしまっている、そこここにいるものたちへの「ありがとう」
目に見えるもの、目に見えないもの、人、もの、それが何であっても、必ずそこにそれがある意味があって、そこにいてくれていることに感謝していきたいなぁと思わせてくれるそんなすてきな詩です。

私もそうですがなかなか詩に触れる機会は少ないのではないかと思います。
ちょっとした隙間時間にでも、1作品でも触れてみると気もちがすっきりして「よし、がんばろう」という気もちにさせてくれますよ♪

教科書展示は6月30日(日)まで。


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