中標津町図書館 information

トップページ






RSS

Ringworld
RingBlog v3.22

<< saku - 職員のつぶやきの記事 >>

22年前の今日

by saku

みなさんこんにちは。
春の風を坊主頭で感じているsakuです。

今日はとても風が冷たいですね>゜))))彡
パーカー一枚では少し寒いくらいです。
せっかく太陽が出ているのに、
もったいないですね。


ところで22年前の今日の天気、覚えていますか?
強烈な天気だったので、
そのころに中標津に住んでいた方は、
記憶に残っているのではないでしょうか。

当時、自分はまだ小学生でした。
夕方4時半頃、祖父の家(中標津小学校の近く)で
ぼんやりすごしていました。

そうすると、家中を外からたたきつけるような轟音が鳴り出したのです。


ひょうです。


とても大きなひょうが、中標津の町中に落下してきました。
ひょうが屋根にぶつかる音で、
家の中で会話ができなかったのを覚えています。

あの後数年間、
中標津を走る車はボコボコとへこんでいましたね…


テレビでおなじみ「アマタツ」さんの著書
『知識ゼロからの天気予報学入門』(天達武史/監修 幻冬舎)
によると、
5月・6月は上空の気温が低いため、
ひょうが発生しやすいのだそうです。
 
7月・8月には溶けて夕立となりますが、
それより前には凍ったまま降ってきてしまうのです。


この間も雷で停電になったばかりですが、
穏やかな天気が続くといいですね。


大自然の中の小さな図書館

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。
前回の企み通り、2歳半の息子も坊主頭にしました。
ですが、散髪中動き回るものだから若干ワイルドヘアーに。
まぁ、今ワイルドが流行っているようなので良しとします。


ワイルドといえば大自然!
先日、『羆撃ち』(久保俊治/著 小学館)を読みました。
北海道の山の中、猟銃を携え相棒の猟犬とともに羆を追う。
そんなハンターの自伝的小説です。
山や自然、命に対する畏敬の念が、ひしひしと感じられました。
ちなみに著者の久保さんは、
お隣の標津町にお住まいの方だそうです。


ここ中標津町図書館も、
たくさんの木々に囲まれた、自然あふれる図書館です。

ボタ雪から雨に変わり、
そこかしこからフキノトウが
顔をのぞかせる季節になりました。
にょきにょき。

そんな春の足音が聞こえ始めると、
「ガーデニング始めたいな♪」
「武佐岳の山開きが待ち遠しい!山が俺を待っている!」
なんて思われる方も多いのではないでしょうか。

そこで、
5月8日からの一般書本展は、
大自然がテーマです!

ガーデニングや山登りに生き物など、
ジャンルを超えたいろいろな本を揃えちゃいますよ〜♪

乞うご期待!


ロック父

by saku

みなさまこんにちは。
坊主頭のsakuです。
2歳半の息子の髪が伸びてきたので、
坊主にしようかと企んでいます。
へっへっへっ。


みなさんは、以前読んだ本を読み返すことってありますか?


最近、
『ロック母』(角田光代/著 講談社)
に収められている表題作『ロック母』を読み返しました。
2006年に川端康成文学賞を受賞した作品です。
6年前ですね。キリギリスだと6世代です。

なぜ今この作品を読み返したのかというと…

………

先日、妻の出産(次男)に立ち会った後、
助産師さんにあるものを見せてもらいました。

胎盤です。

自分の掌よりも大きく、
行く筋もの管が走る青黒いそれは、
数十分前まで、次男を守っていてくれました。
そして今は役目を終え、目の前の金属のトレイに乗っています。

40週で命が作られていくのも神秘的ですが、
同じく40週で“臓器”が一つ作られ、排出されていくということにも、
言葉に出来ないほどの強烈な感動を覚えました。
母親の体というのは、こうもすごいものなのですね…

………

『ロック母』には、
壮絶でちょっと変わった出産シーンが書かれています。
出産に立ち会い、
胎盤に思いを馳せた後に読むこの作品は、
新たな命の光を放っていました。


文字で記録されたものは、
そのままの形で残ります。


でも、読み手側の変化で、
様々な表情を見せてくれるのが、本の良いところですよね。



一度手放した本を買いなおすのは抵抗がありますが、
図書館なら気軽に手に取っていただけるかと思います。
今週末の連休に読む本を、
当館で探してみてはいかがでしょう?


雨と男と雑誌と予約

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭sakuです。ドライヤーいらずです。

昨日から、とっても気分の良い青空が広がっていますね♪
こんな時は、雑誌『じゃらん』(株式会社リクルート)抱えてドライブにでも行きたくなっちゃいます!

ところが、図書館内では、
「sakuが出かけると雨が降る」という根も葉もない噂がささやかれているのです。
いやいや、たまたまですよ。雨が降るのは。

確かに去年1年間では、
ウトロに行けば吹雪き、
東藻琴の芝桜は雨に濡れ、
リベンジ!と鼻息荒く向かった滝上では暗い雲が低く立ち込め、
狩勝峠では季節外れの大雪で、
綺麗な夕焼けを見るべく通った日本海側オロロンロードでは、
時間はバッチリ!カメラも準備万端!だったのに、
バケツを3万個くらいひっくり返したような暴風雨…

…(T_T)
…あれ?
パソコンの画面がにじんで見えないや……また雨?


きっと、行く先々で雨が降るのは、坊主頭のせいです。
髪の毛が短いので頭から立ち上る水蒸気が多く、
それが雨雲の原因となっているのです。
※個人の感想です。

この新説がいずれ論文の形で発表され、
世界中を席巻する日もそう遠くないでしょう。
当然、論文が掲載された雑誌はあまりの人気に入手が難しくなると予想されます。
※個人の感想です。

ですがご安心を!
中標津町図書館にある50種類以上の雑誌は、他の本と同じように
予約を入れることができます!

また、中標津町図書館に所蔵がない雑誌の記事を読みたい場合も、リクエストが可能です。
その時は、「どの雑誌の、何というタイトルの記事を読みたいか」をお知らせください。
そのほかご不明な点は、職員までお尋ねくださいね♪



「本の予約・リクエスト」については、コチラをご覧ください。
http://www.zncs.or.jp/library/lib_3.html#Anchor-44867


絵本って深い!

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭の図書館職員sakuです。
先日髪を切り、坊主に磨きがかかりました(^^)v


今回は、絵本を1冊と、関連した一般書を1冊紹介します。

『ぞうがいます』(五味太郎/作 文化出版局)
という、とても不思議な絵本があります。
「ぼく」の上空には、いつも1頭の“象”がいる。
その象はほかの人には見えない。
でも、いつでもどこでもそこにいて、「ぼく」を見てくれている。

というお話です。
ぼくの象?いつもいる?誰にも見えない?
???と、頭の中が「?」だらけになってしまいます。

『砂漠と鼠とあんかけ蕎麦』(五味太郎・山折哲雄/著 アスペクト)
という本(一般書)で、『ぞうがいます』作者の五味さんは、宗教学者の山折哲雄さんと対談されています。
その中で山折さんがこの象について、とても宗教学者らしい分析をしているのを目にしました。
つまりは【「ぼく」の心の拠り所が“象”】という意見なのですが、
それについての分析が豊富な知識があってこそのもので、とても興味深く読むことができました。


短い絵本の中には、
激しく感情を揺さぶるものもあれば、
深い哲学の海へ誘ってくれるものもあります。

お休みの日のちょっとした空き時間に、絵本を1冊手に取ってみませんか?


<< >>