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ああ夏休み

by のび子

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当日の会場はこんな感じです
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練習風景
夏休みに入り、図書館には子どもたちがたくさん来館しています。
現在児童コーナーでは、

「夏休みの宿題にやくだつ本、そろってます。」

ということで、自由研究や工作などの本をそろえております。
こちら、毎年人気のコーナーで、一定の時期になると
机の上がガラガラになってしまいます。
宿題の準備はお早めに…。


8月7日の図書館百物語に向けて、
準備が進んでます。
先日、当日のライティングや座席をどうするか、
閉館後にセッティングをしてみました。
児童コーナーの飾り天井の電気を照明にしたら、
丁度舞台にする場所にだけ。
写真では結構明るく見えますが、
実は周りは結構暗いです。
実際にえくすぷりーどの方にこの状態で
読んで頂きましたが、
情景が浮かんでくるような語り口、
背筋がぞくりとしました。
(怖さのあまり笑いだした方もいたり…笑)

以前稲川淳二さんの怪談を聞きに行ったことがありますが、
上手い方の怪談って落としどころにハマると
本当に怖いんですよね。
その日は息が白くなるくらいの寒い中だったので
余計に凍えました…。

そんな「図書館百物語〜怪の巻〜」。
是非足をお運びくださいませ。


ともだちは海のにおい

by のび子

ちょっと気温が低い日はまだストーブをつけております。
灯油が入ったままストーブを片づけるのもなあ…と思ってのことですが、
道外の友人には異常事態だそうで、よく驚かれます。
昨日の神戸は30度だったそうで、その時間の中標津の倍以上でした…。

時々おしゃべりをしている時、海と山の話をします。
私は港町出身なので、海のにおいが好きです。
家は海のそばではないのに、強烈に潮のにおいがする日がありました。
中標津は海が遠いので、時々恋しくなります。
そういえば学生時代、札幌から出てきた友人も
「ここは高い山がなくてさみしい」と言っていました。
(中標津の山のことではないです)
あちこちで暮らしている方はどうなのかは分かりませんが、
景色やにおいって自分の一部になるんだなあと思ってしみじみ。

今日のブログのタイトルはくどうのりこさんの作品のタイトルです。
こちらの本に「海」をからめたくだりがあるのですが、
それがまた秀逸な一文で何だか嬉しくなります。
この本のタイトルだけでもすごくドキドキしますよね〜。


330°!

by のび子

なかしべつ330°開陽台マラソンでしたね!
昨日は路面が濡れていて開催できるのか!?と心配しておりましたが、
無事に開催できたようでホッとしております。
公式サイトでは早速大会の写真も公開されていますよ!

大きいイベントが終わった〜と思うのも束の間、
陸上カーニバルやら神社のお祭りやら、夏はイベントが目白押し。
もちろん、図書館だって夏はイベントがいっぱいです!

現在わくわく☆チャレンジ教室、1日司書体験の参加者を募集しております。
私が担当している1日司書体験は、今回は読み聞かせ体験です。
相手によってどんな本を選ぶか、どういう風に本をめくるのか、
などなど読み聞かせのコツを伝授します。
練習をした後は、実際に図書館のおはなし会で絵本を読んでもらいますよ!
今までは子どもだけが対象の司書体験でしたが、
今回は親子で参加することができます。
お父さんお母さんだけではなく、おじいちゃんおばあちゃんからの
応募もお待ちしてます♪
詳細はコチラからどうぞ!

8月には夏休み子ども映画会もありますし、
青空本の広場もあります(1日司書も8月です)。
こちらの情報も近日中にブログでお知らせします。


出会いはスローモーション

by のび子

電車の中で隣の席に座っている女性がどんな本を読んでいたら
魅力が2割増しか、というような話を先日見かけました。

私の隣の席の女性は、むき出しの筋肉がドーンと
載っている本と真剣に向き合ってます。
魅力、2〜3割くらいアップしてると思います。


先々週図書館に2年生の皆さんが来てくれた時に、
じっと本の表紙と対話をしている女の子を見かけました。
運命の1冊に出会えた瞬間だとしたら、
すごい場所に居合わせたなあと
今でも思い出すだけでドキドキします。

そんな瞬間をこれからも見守っていきたいなあ。


言葉の海を泳ぐ

by のび子

以前ななも紹介していた、三浦しをんさんの『舟を編む』に
やっと手をつけました。
実は父親の誕生日にプレゼントをしていたのですが
娘はそれから半年経ってようやっと読み始めました。
普段何気なく使っている言葉。
改めて意味を考えてみると面白いですよね。
辞書の編纂にはいく年もの月日を注ぎ、
限りのある字数の中でひとつの言葉のために、
たくさんの言葉から言葉を編んでいく。
その熱い情熱を受けながら読み進めていくと
辞書というものが愛しくなって仕方ありません。

昔辞書を引いた時のことをふと思い出しました。
今ではどの出版社の辞書を引いたのか覚えておりませんが、
ある日「だじゃれ」という言葉を引きました。
そしてそこには何と例文が載っていたのです。


くだらないしゃれは、やめなしゃれと。


限りある文字数、そしてページ数の中で
どうしてもこの一文を入れようと思った編纂者のことを思うと
何故か胸が震えます。
ちなみに図書館の開架にある国語辞典で手あたり次第
「だじゃれ」を引いてみましたが、
どの辞書にも例文は書かれておりませんでした。
どうして!なぜ!!入れようと思ったのか!!!

また出会えるならば、その辞書に出会いたいなあと思っております。


ちなみに国語辞典や英和辞典だけではなく、
辞典というのはたくさんあります。

「気のきいた言葉さがし辞典」や「おいしさの表現辞典」、
この2つもなかなか面白そうですが
「世界毒舌大辞典」「罵詈雑言辞典」、
こちらはどうして作ろうと思ったのか出版社の方に
是非聞いてみたいところです。
この2冊を使えば、口ケンカも上品なものには…ならなさそうですね。
どれも当館で所蔵しておりますので、
是非お手にとってみてください。


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