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私の1本

by ジェーン

みなさん、こんにちは。


昨日はしるべっと大ホールで「マジックツリーハウス」が上演されました。
わたしも一スタッフとして、子どもたちと一緒に映画を観ることができました。


「どうせ無理なんだ。最初からやらなきゃ良かったんだ…」
ちょっと気の弱いお兄ちゃんジャックが、冒険を重ねるごとに成長してゆく姿を見て、
なぜかウルっときてしまいました。

そして、兄妹の壮大な冒険を見守り続けてきた魔法使いのモーガンの言葉
「枠を超えれば新しい自分になれる」がとても印象的で、
わたしも常に成長していきたいなぁと感じた1日でした。


本もそうですが、映画も自分を見つめ直したり、立ち止まって考えてみたり、
今まで通り過ごしていたものが見えたり…
日常生活を送る中で、見落としてしまった要素に気づかせてくれます。
改めて映画っていいなぁと思ってしまいました。


私の大好きな映画のひとつに

「善き人のためのソナタ  Das Leben der Anderen(原題)」

というのがあります。


ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツのおはなしで、反体制の芸術家の家に盗聴器が
仕掛けられ、監視を命じられた男が、芸術家たちの自由で人間味のある生き方を
耳にし、次第に心に変化が現れるお話です。


監視人のこころの変化、そして彼のこころを揺り動かす芸術家たちの生き方、
音楽、人間性に感動を覚えました。


最近、図書館では新しくDVDが入りました。
「ディズニー」や「キャスパー」などアニメから「ラストサムライ」「おくりびと」など子どもから大人まで楽しめる映画を揃えています。

ぜひこの夏、あなたの1本を見つけてみてはいかがでしょうか?


夏の1ページ

by ジェーン

みなさん、こんにちは!


こどもたちは夏休みに入り、図書館は賑やかな日々が続いております。

図書館内は蒸し暑く、汗っかきな私は額からタラりと汗を流して過ごしています。


そういえば私の高校は、耐震強度の問題で図書室が急遽プレハブの小屋に移され、
車が通るたびにゆれ、雨漏りは日常茶飯事というなかなかユニークな図書館でした。

夏になると蒸し暑く、電車についている首ふり扇風機が回っていたのですが、
生ぬるい空気を掻いているだけであまり効果はなく、
時々気まぐれにやってくるおじいちゃん先生が、図書室なのにも
かかわらず「熱中症になるべー」と言ってアイスを持ってきてくれたのもいい思い出です。

注)中標津町図書館では、館内で飲食はできませんのでご協力お願いします。


夏になると読みたくなる本があります。

『夏の庭』 湯本香樹実/著
「死体を見にいこうぜ!」最初は興味本位で死にそうに見えるおじいさんの観察を始め…
しかしいつの間にかその観察がおじいさんとの交流に変わってゆく…。


『TUGUMI』吉本ばなな/著
病弱でわがままに育ったいとこの「つぐみ」のところで過ごした「わたし」の夏のひととき。


この2冊は私が小・中学生のころに出た宿題、読書感想文で題材にした
本です。

図書館では、工作や自由研究の本も展示、貸出していますので、
ぜひ図書館へ宿題のヒントを探しに来てみてくださいね!


トピアリー

by ジェーン

みなさん、こんにちは。

今日はブックスタート(8ヵ月健診の際の絵本の案内)へ行ってきました!


めんこい赤ちゃんたちに癒されてきました!!

今日の子たちは、よく笑う子が多くて
思わず私も微笑まずにはいられませんでした〜♪


さて最近読んだ絵本でとても癒される一冊を紹介したいと思います。


『グランパグリーンの庭』 レイン・スミス/作


このおはなしは、トピアリー(樹木などを刈り込んで動物などの形を作る造形物)の職人であるおじいちゃんの人生を孫がトピアリーとともに辿るストーリーです。

絵がとても優しいタッチで、緑色であふれていて(文字も緑!)
気持ちゆったりと落ち着きます。


絵がおじいちゃんの人生を物語っていて、トピアリーがまた美しいんです。


私の小学校にもトピアリーがありました。
うさぎ、いぬ…特に好きで毎日見ていたというわけではないのに、
この絵本を読んで、ふっと記憶が蘇りました。

あのトピアリーたちも、きっとこの本のおじいちゃんのような人に丁寧に手入れされていたんだなぁと思うと愛おしくなります。


普段、通り過ごしてしまっていた色々なものたち、そしてそれらを作ってくれた人たちにもきっと物語があるんだろうなぁと思います。

私の記憶の抽斗にきちんとしまわれていた小学校のトピアリーも、きっと小学生ながら目にしっかりと焼き付けていたから、思い出すことができたんだろうなぁと思います。


smile for happiness

by ジェーン

みなさん、こんにちは。


虫の鳴き声がなんとなく夏めいてきたなぁと感じる今日この頃です。


さて、今朝の朝日新聞の天声人語のコーナーに「笑顔」について書かれていました。

「飾らない笑顔はひとつの才能だ」


大人になるとどうしても愛想笑い、作り笑いをする場面が出てきてしまいがちです。


こころから笑顔になれるそんな瞬間がひとつでも多ければなぁと思います。



思わずほほ笑んでしまうそんな絵本があります。

『おひさまパン』エリサ・クレヴェン/作・絵


雪の止まない濃いグレー色の冬。
おひさまの恋しいパン屋さんが、大きな大きなおひさまパンを作ります。

どうぶつたちが集まって、みんなでおひさまパンをほおばっていると
おひさまが空を上りはじめます。
みんな歌ったり踊ったり。


挿絵のどうぶつたちの笑顔が可愛らしく読んでいる私も自然と笑顔になります。

おいしいものと出会ったとき、何か小さなしあわせを見つけたとき、不思議と笑顔になるものです。


今日も笑顔で!あずましくいくべ〜(^O^)/


魅惑のスープ

by ジェーン

みなさん、こんにちは。

6月の割りに涼しいなぁ〜と思っていたら、あっという間に暑くなりましたね。
やはり北の地にも夏は来るものです。


夏になると、素麺、素麺、ところてん、素麺という食生活になる私です。

さすがに、栄養面でどうなの?と危惧し、昨年は冷製スープを作って乗り切りました!

一番好きなのは、九州地方の郷土料理「冷汁」!
みょうがや大葉、生姜ときゅうりをたっぷり入れて、煎りゴマをかけます。
かなり我流になっているので、「冷汁」の域を超えているかもしれませんね。

他には、地元の郷土料理「けの汁」。具だくさんで栄養満点です。
昔、作物が育たず食が貧しかったころ、野菜や山菜、高野豆腐、油揚げなどを
細かく刻んで味噌汁の中に入れ、お米に見立ててお腹を満たしたと言われる
津軽に伝わる料理です。


さて前置きが長くなりましたが、スープが出てくる本を紹介したいと思います。


*『スープ・オペラ』 阿川佐和子



*『食堂かたつむり』 小川糸



どちらもスープを巡る人と人の温かい関係を描く、ほんわかストーリー!

書中に出てくるスープがまた美味しそうで美味しそうで…


今年の夏もスープで乗り切ろうと思います!


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