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職員のつぶやき - 2013年6月の記事 >>

15歳の寺子屋

by ジェーン

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みなさん、こんにちは♪ジェーンです。

先日、森林公園を歩いて、森の匂いをいっぱい吸い込んできました。
以前、ブログで「におい」の話をしたことがありますが、森林の匂いもまた良いものです。
身体がしゃんとします。


15歳の寺子屋 森をつくるC・Wニコル/著(Y652/ニ)

のニコルさんは、森の保全運動や森林再生活動などをされている方です。

日本の森の素晴らしさ、森の再生活動の現状など、日本の自然界の現状やニコルさんの森への想いがひしひしと伝わります。
今、自分がやるべきこと、そしてできること。
微力でもいい、今結果が見えなくてもいい、いつかどこかの誰かのために今やれることを一生懸命にやる。
そんな生き方に感銘を受けました。


15歳の寺子屋シリーズでは、一線で走る方たちから、丁度将来や進路に悩む15歳くらいの子どもたちへのエールを込めた自伝が書かれています。

私はこの間、シリーズの中の1作、北海道出身のオーナーシェフ三國清三さんの『前進力』(Y289/ミ)を読みました。

けして裕福とは言えない環境から、無我夢中に一生懸命に走ってきた三國さん。
熱い想いがあれば、カタチになるんだと考えさせられた本です。


1冊の本が、人生を変えるかもしれない
そんな言葉をどこかしこで耳にします。

学校、趣味に、遊びに忙しい中高生のみなさんにも、お気に入りの、こころに残る1冊に出会ってほしいなぁ・・・と思います。


明日はこどもまつり

by のび子

寒い日が続いていますね。
寒さには強い方ですが、先日は耐えられず上着を一枚羽織って仕事をしていました。
着るもの1枚で調節できるのはありがたい話ですが、
もうそろそろ夏模様になってきてもいい頃では、と思います。

さて、明日は第12回こどもまつり!
中標津こどもクリニック横の会場で、例年通り読み聞かせで参加します。
「夏」がテーマだそうですよ。
ぜひ遊びに来てくださいね!

ちなみに今日も明日も図書館はいつも通り開館中ですが、
明後日は休館日でお休みです。


「しゃべる」技術

by kane


「しゃべる」
話をする相手だったり、場面や状況だったり、立場だったり・・・
緊張しないで「しゃべる」ことができるときと、
もの凄く緊張して「しゃべる」こともイヤだなと思うときってありませんか?

商談や会議、打ち合わせやプレゼンテーションなど、大事な仕事の場面でも「しゃべる」ことは多いですよね。

友だちとの日常会話は普通に話せるのに・・・


「しゃべる」技術
仕事力が3倍あがる話し方の極意
(麻生けんたろう/著 WAVE出版)

「“話し方”は自然に覚えるものではなく、意識して学ぶもの」と麻生さんは書いております。

おっ!と思うヒントがあるかもしれませんね。



さて、前回のブログでも紹介しましたが、6月30日(日)に『第12回こどもまつり』があります。

高等養護学校生徒さんの作品販売や、バトンパフォーマンス、エアロビクスダンス、ビンゴゲームがあり、そして図書館職員による「出張おはなし会」もあり、子ども達を楽しませてくれるイベントです。

 日 時  平成25年6月30日(日) 午前10:00〜午後1:00
 場 所  こどもクリニック横駐車場


sakuさん&ジェーンさんが、色々な本を用意して、皆さんを待ってますよ。
たくさんのご来場をお待ちしております。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

最近、読んだ絵本と小説を紹介します。

はじめてのおわかれ (河原まり子/作 佼成出版社)

ぼくとなかよしのうさぎのロンが動かなくなった。ロン、ロン、もどってきて-。幼い子どもが初めて出会うペットロスの悲しみを、やさしい言葉とファンタジックなイラストで癒してくれる絵本です。


ガソリン生活 (伊坂幸太郎/著 朝日新聞出版)

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。だが翌日、翠は事故死する。本当に事故だったのか? 良夫とその弟で大人びた小学5年生の亨は、翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、事件に首を突っ込み始める。姉、母まで望月一家が巻き込まれて、謎は広がるばかり――。
朝日新聞夕刊の人気連載が待望の単行本化。物語の語り手はなんと本邦初!?の「車」。町を走る様々な車たちの楽しいおしゃべりが全編にさんざめく、前代未聞のユーモアミステリーにして、のんきな長男・大人びた弟…と個性的なキャラが揃った家族の暖かいエピソードに溢れた、チャーミングで愛すべき長編家族小説!
(出版社HPより)



以上、「しゃべる」技術も身につけたいが、「はしる」技術も身につけたいkaneでした(o^―^o)


名作児童文学。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


名作児童文学の『魔女の宅急便』が、
実写映画化されるようです。

ジブリ作品の『魔女の宅急便』は
子供のころから親しんでいたのですが、
はたして、実写だとどうなるのでしょうか?
気になるところです。


この作品ですが、原作は童話作家・角野栄子さんです。
要所要所に、絵本作家の林明子さんが絶妙な挿絵を描いています。

もともとは福音館書店から出版されていますが、
最近、角川書店から文庫版が本屋さんに並んでいます。
(中標津町図書館には、福音館書店版の所蔵があります)


実は僕、恥ずかしながら原作を読んだことがありませんでした(^_^;)
これでいいのか図書館職員!?
というわけで、初版出版から実に28年!
ものすごーく遅ればせながら、原作本を手に取ることにしました!
と言っても、全6巻中、1巻めだけですが…。


読み終わってからの感想ですが、
成長する子どもの姿がしっかりと書かれているので、
“親目線”で楽しむことができました。
「子供って、こうやって大きくなっていくんだなぁ(しんみり)」
という感じで。

この作品を子供のころに読んでいたら、
当然今とは違う感想を持っていたのでしょう。
小さい頃の思いと、オッサンになってからの思いを
1つの作品を通じて比べてみたかったです。
そう考えると、読まなかったことについて
なんだかもったいないような気持ちになります。


自分の子を含め、
今元気に育っている子供たちには、
いろんな読書、いろんな体験をして
なるべく後悔のないように大きくなってほしいなぁ、と
勝手に思う坊主頭でした。


by ジェーン

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夕日とともに・・・岩木山
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武佐岳と飛行機
みなさん、こんにちは!ジェーンです。


先日、空がとってもきれいだったので、いつもは自転車で出勤するのですが、歩いて職場へ向かいました。

歩いていると、普段は見過ごしてしまういろいろな気づきがあって、歩道の脇のお花とか、おもしろいところにくもの巣が張ってあるのを発見したりして、歩くって気もちいいなぁ と改めて思いました。

しるべっと駐車場側の会館脇に小さな小路があって、とても大きなどしんとした木があるのを見つけました。
そういえば、いつもきれいに手入れしてくださる方を見かけていたなぁ・・・。
新しい発見に感謝です。そしていつもきれいに手入れをしてくださる方々、本当にありがとうございます!


さて先日、「富士山」が世界文化遺産に登録されました!!
日本の象徴として海外にも知られる富士山。
日本人として嬉しい限りです。
一方で、ゴミや植物の持ち帰りなどの問題も耳にしてきました。
これから益々、観光客の増加が見込まれます。
登山者ひとりひとりの当たり前の心がけが、環境保全につながります。
大事な自然を大切にしていけたらと思います。


中標津にもとてもきれいなミニ富士山がありますね♪
私は武佐岳のカタチも好きです。
特に「中標津空港」から見える「武佐岳」は本当にきれいで、飛行機が止まっていたりすると、「山と空港」のツーショットが申し分なく良いんです♪


ところで、故里の津軽には、「津軽富士」と呼ばれる「岩木山」があります。
そのカタチの美しいのなんの。
市内のたいていの小中学校では、校歌で歌われているし、「岩木山がかさかぶったら(雲のこと)次の日は雨」なんていうお天気予測にも使われ、とても身近な存在なのです。

・・・と、山と共に育ったせいか、山を見ると気が安らぎ、落ち着きます。


さて、話は戻って戻って・・・
富士山うたごよみ』 俵万智/短歌・文 U.G.サトー/絵 福音館書店
(E1/ユ)


では、四季折々の富士山を短歌と共に味わえます。
俵万智さんの短歌は本当に味わい深い!
目に見えない、言葉にならないコトバが生きる、そんな感じがします。

その中から、ちょうど先日迎えた「夏至」のページの短歌を一句。

はなび花火 そこに光を見る人と 闇を見る人いて並びおり
(同絵本より抜粋)


ひとそれぞれ感性、見るもの、気づくものが違うんだなぁ。
だからこそ、新しいものが生まれ、新たな発見があるんですね。

「富士山」も、きっと多くの人の心を揺さぶる何かがあるんだろうなぁ。

私は、今度の休みにでも、空港の武佐岳に癒されに行きたいと思います♪


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