中標津町図書館 information

トップページ






RSS

Ringworld
RingBlog v3.22

のび子 - 職員のつぶやき - 2013年5月の記事

5月の新刊ピックアップ

by のび子

今日は届いた児童書・YAの本の登録をしていました。
その中からちょっと気になった2冊をご紹介します。


「左足のポルカ」(J913/テ)手島織江/作 偕成社

「わたくしはただの左足、種もしかけもございません」

少年の体から抜け出た左足の冒険を綴るお話です。

この左足、食事をしたり
(でもトイレには行かないらしい…)

犬と一緒にそりを引いてみたり
(引きづられているだけのように見えてしっかり仕事をしているらしい)

なかなかシュールですが、昔話のような魅力があるお話です。
小学校高学年向けです。


「15歳の寺子屋 森をつくる」(Y652/ニ)C.W.ニコル/著 講談社

環境保護家のC.W.ニコルさんが中高生向けに書いた本です。
この本の中で自然欠乏症という病があることを初めて知りました。
自然に触れることなく育った結果、落ち着いて座っていられない、
忍耐力がない、他の子どもたちとうまくコミュニケーションがとれないなど
社会に対する適応できないという症状だそうです。
ニコルさんの体験を読んでいると、自然の中で学んでいくことは
本当に多いのだと実感します。



以上、新刊のご案内でした。
こちらは今日明日中に貸出の用意ができます!


レファレンス

by のび子

明日から連休後半、旅行に行かれる方も多いと思われますが
どうぞお気をつけて!
お問い合わせを何件か頂いていますが、連休中も図書館は開館しています。
今月のお休みは7日と20日です。

以前ブログに書いた埜納タオさんの「夜明けの図書館」、
調べ物のお手伝い、「レファレンス」をテーマにしたマンガです。
昨年度中標津町図書館にも入りました。
図書館には小さなことから大きなことまで色々な質問が寄せられますが、
こちらのマンガはその答えをどのように導き出しているのか
(といっても心情がメインなのでその辺はさらっとですが)知ることができます。
よく調べて書かれているので、「ああ、こんな風にやってるんだ」と
図書館のあまり目に見えない(そして全然知られていない)
仕事の一部が見られます。
答えられない質問もありますが(金銭に関することとか、病気とか、宿題の答えとか)
図書館をもっと便利に使ってもらえるサービスだと思います。

何故また夜明けの図書館の話なのかというと、
1年がかりで回答が発見されたレファレンスの事例を読んでいて
レファレンスの話を書きたくなったのと、
今月夜明けの図書館の2巻が出るということで再度紹介してみました。
一読者としても大変楽しみです。