中標津町図書館 information

トップページ






RSS

Ringworld
RingBlog v3.22

ジェーン - 職員のつぶやき - 2012年8月の記事

まだまだ続きます…

by ジェーン

みなさん、こんにちは♪
ジェーンです。

私からも「青空本の広場」を終えて一言。

これはまた聞きのお話なのですが、「青空本の広場の古本市で、人生を変える1冊に出会った」というお話を耳にしました。

そんなステキなお話を聞いて、古本市に携われることを嬉しく思いました。
今回の古本市でも、もしかしたら誰かが偶然の出会いをしていたのかもしれません。


さて、先日の朝日新聞の朝刊の天声人語に、正岡子規の短歌「真砂まさごなす数なき星の其その中に吾に向ひて光る星あり」の「星」を本に当てはめ、「無数にある本の中から自分を呼ぶ1冊がある。その1冊との偶然の出会いを大切にしよう」いうような内容が書かれていました。

私もそのような1冊に出会ってきたし、これからも出会いたいと思います。そして、どこかの誰かが運命の1冊と出会えるような縁結び!?になりたいなぁと思います!

先日、俵万智さんの

『風が笑えば』

という本を読みました。


写真と短歌のコラボレーション本です。
短歌もステキで読み応えのあるものなのですが、ちょいちょい出てくるエッセイもまた感慨深く、一番印象に残ったコトバが「写真は目に見えるものが写っていると思われがちだが、そればかりではなく、写真はこころの目が見ているものを写しているのだ」というくだりです。

本にも同じことが言えるかと思います。同じ本を読んでも、その本へのアプローチもその本から何を読み取るかも十人十色。それぞれ異なるものです。
本も、紙面上に書かれているものばかりではなく、人のこころで読んでいるのだなぁと思います。

短歌にかぎらず川柳や詩、字幕などにも言えることですが、限られた文字数の中でどれだけ情景やイメージを込められるか、だからすごく奥深いんだろうなぁ…


おおかみのループッチ

by ジェーン

みなさん、こんにちは!

突然ですが「おおかみ」と聞いてどんなイメージを持たれますか?


イソップ物語「3匹のこぶた」や「7匹のこやぎ」で出てくる「おおかみ」はどれも
ワルモノ役であまりいい印象を持たないかもしれませんね。


表紙に惹かれて手にとった絵本


『おおかみとキャベツばたけ』 ひだ きょうこ/作・絵


に出てくるおおかみ「ループッチ」は、きれいなチョウチョを見て、
その美しさの秘密を探りにチョウチョの後を追ってキャベツ畑へ向かいます。

「ループッチ」はその秘密を暴くことはできたのでしょうか?


この絵本の絵の優しい色合いと可愛らしい絵に惹かれ手にしたのですが、ストーリーも素敵で
こころが温まります。

「ループッチ」という名前の響きも美しく、最後のページの「ループッチ」がまた
カッコいいのなんの☆

さてさてなぜ「おおかみ」の話をしているかと言うと…

9月11日(火)しるべっとホールにて
劇団千年王国「狼王ロボ」の公演


があります。

「シートン動物記」の中でも最高傑作となる作品を舞台化したもので、
小学生以下は無料

開演は午後6時30分(開場 午後6時)からとなっています。

ぜひこの機会をお見逃しなく!


「子どもたちと、かつてこどもだった大人たちへの物語−」

このくだり、惹かれるものがあります。


図書館では、『シートン動物記』をご用意しています。

子どもたち、そして今は十分に成長してしまった人たちも、子ども心に帰って、
物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?


教科書に載ったあの名作の絵…

by ジェーン

みなんさん、こんにちは!

ジェーンです。

先日、しるべっと前で夏祭りがありましたね!みなさんは行かれましたか?


私も仕事帰りにちょろっとのぞいて来ました。

私の故郷の夜宮とは違う出店にわくわく★☆

祭りの町に生まれ育ったわたしとしては、あの雰囲気はたまらなく好きです。

故郷では一年で一番大きい祭りが終わり、お盆に入ると迎え火送り火が焚かれ、夜になるとあちこちで綺麗な灯がゆらめきます。

そういえば、なかまっぷ近くで灯篭まつりとの横断幕が垂れ、ろうそくの明かりに照らされたきれいな灯篭を見ました。

すごくきれいで、つい見入ってしまいました☆


ところで、『ごんぎつね』というおはなしは知っていますか?

新美南吉生誕100周年を記念して特別展「ごんぎつねの世界」が北海道立文学館にて催されます。

9月8日(土)〜10月21日(日)までです。

図書館のパンフレットコーナーには、展示会のチラシをご用意しています。


教科書にのったあの名作、絵でも楽しみませんか?


私の1本

by ジェーン

みなさん、こんにちは。


昨日はしるべっと大ホールで「マジックツリーハウス」が上演されました。
わたしも一スタッフとして、子どもたちと一緒に映画を観ることができました。


「どうせ無理なんだ。最初からやらなきゃ良かったんだ…」
ちょっと気の弱いお兄ちゃんジャックが、冒険を重ねるごとに成長してゆく姿を見て、
なぜかウルっときてしまいました。

そして、兄妹の壮大な冒険を見守り続けてきた魔法使いのモーガンの言葉
「枠を超えれば新しい自分になれる」がとても印象的で、
わたしも常に成長していきたいなぁと感じた1日でした。


本もそうですが、映画も自分を見つめ直したり、立ち止まって考えてみたり、
今まで通り過ごしていたものが見えたり…
日常生活を送る中で、見落としてしまった要素に気づかせてくれます。
改めて映画っていいなぁと思ってしまいました。


私の大好きな映画のひとつに

「善き人のためのソナタ  Das Leben der Anderen(原題)」

というのがあります。


ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツのおはなしで、反体制の芸術家の家に盗聴器が
仕掛けられ、監視を命じられた男が、芸術家たちの自由で人間味のある生き方を
耳にし、次第に心に変化が現れるお話です。


監視人のこころの変化、そして彼のこころを揺り動かす芸術家たちの生き方、
音楽、人間性に感動を覚えました。


最近、図書館では新しくDVDが入りました。
「ディズニー」や「キャスパー」などアニメから「ラストサムライ」「おくりびと」など子どもから大人まで楽しめる映画を揃えています。

ぜひこの夏、あなたの1本を見つけてみてはいかがでしょうか?