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ジェーン - 職員のつぶやき - 2012年7月の記事

夏の1ページ

by ジェーン

みなさん、こんにちは!


こどもたちは夏休みに入り、図書館は賑やかな日々が続いております。

図書館内は蒸し暑く、汗っかきな私は額からタラりと汗を流して過ごしています。


そういえば私の高校は、耐震強度の問題で図書室が急遽プレハブの小屋に移され、
車が通るたびにゆれ、雨漏りは日常茶飯事というなかなかユニークな図書館でした。

夏になると蒸し暑く、電車についている首ふり扇風機が回っていたのですが、
生ぬるい空気を掻いているだけであまり効果はなく、
時々気まぐれにやってくるおじいちゃん先生が、図書室なのにも
かかわらず「熱中症になるべー」と言ってアイスを持ってきてくれたのもいい思い出です。

注)中標津町図書館では、館内で飲食はできませんのでご協力お願いします。


夏になると読みたくなる本があります。

『夏の庭』 湯本香樹実/著
「死体を見にいこうぜ!」最初は興味本位で死にそうに見えるおじいさんの観察を始め…
しかしいつの間にかその観察がおじいさんとの交流に変わってゆく…。


『TUGUMI』吉本ばなな/著
病弱でわがままに育ったいとこの「つぐみ」のところで過ごした「わたし」の夏のひととき。


この2冊は私が小・中学生のころに出た宿題、読書感想文で題材にした
本です。

図書館では、工作や自由研究の本も展示、貸出していますので、
ぜひ図書館へ宿題のヒントを探しに来てみてくださいね!


トピアリー

by ジェーン

みなさん、こんにちは。

今日はブックスタート(8ヵ月健診の際の絵本の案内)へ行ってきました!


めんこい赤ちゃんたちに癒されてきました!!

今日の子たちは、よく笑う子が多くて
思わず私も微笑まずにはいられませんでした〜♪


さて最近読んだ絵本でとても癒される一冊を紹介したいと思います。


『グランパグリーンの庭』 レイン・スミス/作


このおはなしは、トピアリー(樹木などを刈り込んで動物などの形を作る造形物)の職人であるおじいちゃんの人生を孫がトピアリーとともに辿るストーリーです。

絵がとても優しいタッチで、緑色であふれていて(文字も緑!)
気持ちゆったりと落ち着きます。


絵がおじいちゃんの人生を物語っていて、トピアリーがまた美しいんです。


私の小学校にもトピアリーがありました。
うさぎ、いぬ…特に好きで毎日見ていたというわけではないのに、
この絵本を読んで、ふっと記憶が蘇りました。

あのトピアリーたちも、きっとこの本のおじいちゃんのような人に丁寧に手入れされていたんだなぁと思うと愛おしくなります。


普段、通り過ごしてしまっていた色々なものたち、そしてそれらを作ってくれた人たちにもきっと物語があるんだろうなぁと思います。

私の記憶の抽斗にきちんとしまわれていた小学校のトピアリーも、きっと小学生ながら目にしっかりと焼き付けていたから、思い出すことができたんだろうなぁと思います。


smile for happiness

by ジェーン

みなさん、こんにちは。


虫の鳴き声がなんとなく夏めいてきたなぁと感じる今日この頃です。


さて、今朝の朝日新聞の天声人語のコーナーに「笑顔」について書かれていました。

「飾らない笑顔はひとつの才能だ」


大人になるとどうしても愛想笑い、作り笑いをする場面が出てきてしまいがちです。


こころから笑顔になれるそんな瞬間がひとつでも多ければなぁと思います。



思わずほほ笑んでしまうそんな絵本があります。

『おひさまパン』エリサ・クレヴェン/作・絵


雪の止まない濃いグレー色の冬。
おひさまの恋しいパン屋さんが、大きな大きなおひさまパンを作ります。

どうぶつたちが集まって、みんなでおひさまパンをほおばっていると
おひさまが空を上りはじめます。
みんな歌ったり踊ったり。


挿絵のどうぶつたちの笑顔が可愛らしく読んでいる私も自然と笑顔になります。

おいしいものと出会ったとき、何か小さなしあわせを見つけたとき、不思議と笑顔になるものです。


今日も笑顔で!あずましくいくべ〜(^O^)/