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<< saku - おすすめ本の記事 >>

温泉。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

今日で夏休みが終わり、という方は、
子どもも大人も多いのではないでしょうか。

僕が子どもの頃は、
毎年この時期にテレビで「夏休みもあと10日」とか言っているのを聞いて
「もう終わるんだよ!」と半泣きでツッコミを入れたものです。
宿題と格闘しながら…。
北海道の夏休みは、本州以南と違って短いですからね。
冬休みは長いですが。


皆さん、夏休みはお出かけされたでしょうか。
僕は、家族を連れて温泉に行ってきました。
4歳と2歳の子どもたちにとっては人生初、
そして大人たちにとっても6年ぶりくらいの温泉でした。
(2歳のほうは、お部屋のお風呂で済ませました)

僕は根っからの貧乏症のため、
ホテルに設置してある大浴場は全て入らないと損な気持ちになります。
今回宿泊したホテルには3つの大浴場があったので、
1泊2日の間に何とか全て入りきりました。
結果、ゆっくり疲れをとるために行ったはずが、
ゆっくりもできず、余計に疲れて家路につくこととなりました…。


温泉といえば、
温泉学の第一人者に松田忠徳さんという方がいらっしゃいます。
その方の著書も図書館にいくつかあり、
『温泉に入ると病気にならない』PHP研究所
には、
効果的な温泉の入り方や、しないほうがいいことなどが書かれています。
その中に、
「風呂上がり直後にビールは×」
「入浴後すぐに寝てはいけない」

など、
(僕にとっては)かなりショッキングな事柄が挙げられていました。
今回の温泉では、
風呂上がりにすぐ飲んで、数分後には寝ていたのですが…。


同じようにショックを受けた方は、
ぜひ本の中身を確かめてみてください。


ある絵本作家。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

台風一過の気持ちいい天気ですね。

天気が良ければ
昨日は墓参り(釧路)に行こうと思っていたのですが、
残念ながら台風接近中。
なので、風雨のすきを縫って買い物に出かけたほかは、
ずっと家の中にいました。
(仕事は休みでした)

我が家の子どもたちも退屈していたようで、
家の中で読書(と言っても字は読めません)やぬり絵したり、
ヒーローもののごっこあそびをしたりしていました。


ヒーローものといえば、
『ぼく、仮面ライダーになる!』講談社
という絵本があります。
作者は“のぶみ”さんという方で、
ふんわりとした画風の男性絵本作家です。
絵本に出てくる主人公の男の子は、
「かんたろう」くんという名前なのですが、
のぶみさんのご子息のお名前だそうです。

自分の名前が、
書店に並んでいる本に出ているというのは、
きっと誇らしいことなんだろうなぁ、と思います。


ちなみに、のぶみさんの自伝的コミックエッセイで
『パパは、絵本作家』PHP研究所
という本があります。
子どもへの愛情の深さと、のぶみさん自身の過去の壮絶っぷりが感じられます。

よかったら、手にとってご覧ください。
カウンター脇のブログ本紹介コーナーにおいておきます。


戦争。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

この間、
書庫(古い本や貴重な本をしまっておく倉庫)を整理していたときに、
ふと1冊の本が目にとまりました。

1997年に出版された本で、
最後に借りられていたのは2003年でした。
10年以上眠ったままの本です。

1ページにイラストが一つと、
短い文章が一つ書かれており、
ページ数も少ない、手軽に読める作品でした。


タイトルは、
『戦争で死んだ兵士のこと』小泉吉宏/作

「今はのどかな森の中の湖のほとり、」
から始まり、

「ひとりの兵士が死んでいる。」
と続きます。

その後、
「1時間前、兵士は生きていて闘っていた。」
「2時間前、兵士はひとり道に迷っていた。」
「4時間前は、戦火に巻きこまれた子どもを助けていた。」

と、
時間をさかのぼりながら兵士が紹介されています。

その兵士は2日前基地にやってきて、
5日前には友達とヨットに乗る約束をし、
7日前に恋人を両親に紹介していました。

大学時代に祖父が死に、
高校時代はバスケが好きで、
13歳のときに失恋をしました。

本の最後に、
彼は生まれます。



第二次世界大戦の戦死者数は
資料によってまちまちで、
5千万とも8千万ともいわれます。

今もなお、世界はきな臭く、
意思をもたされた武器の力で生命を絶たれる人は少なくありません。

何年か十何年か何十年か生きてきて、
いろいろな人と関わり、
笑ったり怒ったり悲しんだりしていた人が、
全ての可能性を絶たれた事例が数千万。

そう考えると、押しつぶされそうになります。


展示「戦争を考える」、今月いっぱいまで開催中です。


お見舞いと絵。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。


先日、僕の母が入院していた時のこと。
仕事帰り、面会時間終了ぎりぎりに病室に入ると、
4歳の長男が描いたと思われる絵が置いてありました。

折り紙の裏に描かれていたその絵には、
子どもらしいふにゃっとした線で、
なにか頭っぽいものと、
どうやら体らしいものと、
見ようによっては足に見えるものがありました。

母は嬉しそうに、
「ばあちゃん(母のこと)を描いてくれたんだって」
と言っていました。


やるじゃないか長男。
これはお礼と賞賛をしておこうと、
家に帰って早速長男に話しかけてみました。


僕「ばあちゃんのお見舞いに行ってくれたの?」

長男「うん。“ばいてん”にもいったよ。」
(子どもは病院の売店を好む傾向があるようです)

僕「そっか。ばあちゃんの絵を描いてあげたんだって?」

長男「ちがうよ。

僕「…え?だって、病室に絵が置いてあったの見たよ。」

長男「ちがうよ。ばあちゃんじゃない。」

僕「じゃあ、何を描いてあげたの?」

長男「んー、どうぶつロボ。」


動物ロボ
なぜお見舞いにロボなのだい?
そもそも動物ロボって何者だい?
もしかしてシートン動物記のアレかい?いや知っているわけないか。
(“シートンのアレ”は、ブログ本紹介コーナーにおいておきます)


などなど、いろいろな疑問が渦巻く中、
僕は息子に相談を持ちかけました。


「…ばあちゃんに会うときは、
 ばあちゃんの絵ってことで話合わせてくれない?」



余計な大人の気遣いが表出した瞬間でした。


しささる。

by saku

みなさんこんにちは。
坊主頭のsakuです。

明後日の6月29日日曜日、
中標津こどもクリニックにて
「こどもまつり」が開催されます!
時間は午前10時から午後1時まで。

子ども達の発表があったり、
おいしい食べもののお店があったりする中、
図書館の読み聞かせブースもあります!
ぜひ会場におこしください(^o^)丿


話は変わりますが、
最近、地元に関するコミックエッセイが多く出版されている気がします。
図書館でも、
『漫画 うんちく北海道』
椿かすが/漫画 池田貴夫/監修 KADOKAWA
などを所蔵しています。

道民は意識していない、
でも道外から見ると独特な習慣などが書かれており、
楽しく読むことができます。

そう言えば先日、
新しいバリカンを購入して初充電をしているときのことです。
“充電中に光るランプ”が付いていない機種だったため、
「これ、充電しささってるのかなぁ」
とつぶやいたところ、
道外出身者の妻に不思議がられました。


「このボールペン、書かさんない」
とか、北海道出身の方なら言いますよね。
「自分ではなく、モノの不具合でできない」というニュアンスですが、
道外の方々には伝わらないようです。


でも、妻の出身地でも、
ほぼ同じニュアンスで
「このボールペン、書かんに。」
と言うのです。
それを指摘すると、
「そう言えばそうだ。」とびっくりしていました。

慣れって、本当に意識しないものですよね。


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