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<< のび子 - おすすめ本の記事 >>

温度差

by のび子

昼間は暖かくても夜はすっかり寒いので、
仕事に何を着て来ようか先週は迷っていました。
が、朝から肌寒い日にようやく長袖で出勤する決心がついて、
長袖を着始めました。
今年は何と夏が短かったことか。
衣替えが遅かったので、またすぐにやらなきゃいけないのかと思うと
ちょっと複雑な気もちに。
でも秋は夏より色々と着られるので、服選びも楽しいです。

それと同時に紅茶が美味しい季節!
ちょっと前にもハーブティーのことを書きましたが、
やはり紅茶党としては紅茶が飲みたくなるのです。
先日紅茶マイスターを持つ司書さんが入れてくれた紅茶を堪能したので、
自分でも美味しく淹れたいなと改めて紅茶の勉強をしようかと思い始めました。

ちょっと気をつけてあげるだけでぐっと味が変わる紅茶。
以前も別の著書を紹介したことがありますが、今度は紅茶の基礎知識の本です。


「紅茶の時間I おいしい紅茶のある暮らし」(596ヤ)
山田詩子/絵と文

ここに書かれていることをきちんと守っていれば、
スーパーで買う紅茶でも美味しく淹れることができるのです。

ちなみに早く抽出したくてティーパックを振る方は多いと思いますが、
あれは渋みばかり出てしまって美味しい紅茶になりませんのでご注意を…。


流行中?

by のび子

気温の変化が大きかったせいなのか、風邪をひいてしまいました。
喉の調子がおかしくなり、これだけで終わるかと思いきや
昨日から鼻水がズルズル…。
図書館にいても、買い物に行っても、マスクをしている人を
ちらほら見かけるので流行中なのでしょうか。
皆様もお気をつけください。

寒い日は続いていましたが、湿度も下がった秋らしい涼しさになってきて
暖かいお茶がより美味しくなってきました。
疲れた時にはハーブティーでよくリフレッシュをします。
ということでこんな本をご紹介。


「ハーブティー・カクテルティーの事典」(596セ)成美堂出版

イマイチ効能がわからない、という方が多いと思いますが、
楽しみ方や効能が丁寧に説明されています。
ハーブティーは好きですが、自分がいつも飲むものくらいしか
効能を知らなかったので次に選ぶ時の参考になりました。
体質によっては合う合わないもありますので、ご注意ください。


8月ももうちょっと

by のび子

テスト期間中のようで、高校生が往来をしている姿がよく見られます。
懐かしいなと思いながら、来月の展示に向けて準備を進めています。
現在行っている展示は一部を除き9月1日まで。
お気に入りの本はその中で見つかったでしょうか?
また、ぐりとぐらの展示コーナーでは出版社の方で募集をしている
おえかきの応募用紙を配布していますので、興味のある方はお立ち寄りください。
何とぐりとぐらからお礼のはがきが届くんだとか!


しばらく紹介していなかったので、最近読んだ本を…。

「沈黙の王」 宮城谷昌光/著
後の殷の王「高宗武丁王」である子昭(丁)は言語障害があり、
王には向かないと追放され、「言葉」を得るために旅に出ます。
たくさんの出会いを果たし、子昭はついに言葉を手に入れ…。
甲骨文字が生まれるまでを描いた物語です。

スピーディーな展開で、読み終わった後短編とは思えない満足感があるのに、
50ページにも満たないページ数でびっくりしました。


雪の降る町よ♪

by のび子

連休最終日、帯広では雪が降ったそうで…。
中学生の頃内地から赴任してきた先生が
5月に雪が降っていたことに大層驚いていましたが、
道民としても勘弁して頂きたいところです。
タイヤ交換のタイミングに迷います。

明日は休館日ということで、一般コーナー、児童コーナーの展示が
明後日から入れ替わります。
児童は「ヒーロー大集合!」ということで
様々なヒーローの出てくる本を展示していました。

戦って勝利するだけがヒーローではないと思いますので、
こんな一冊をご紹介。


「千年ぎつねの春夏コレクション(J913サ)」
斉藤洋/作 佼成出版社


ハトを追いかけても、飛ばないハトが時々いますよね?
それは未熟なきつねが化けたハトかもしれません。
二百年、三百年しか生きていないきつねは飛べないハトにしか
化けることができませんが、
千年生きたハトは飛ぶことができるのです…。

そんな二百年ぎつね、三百年ぎつねにとって千年ぎつねはヒーローです。
さあさあ、千年ぎつねは何に化けてくれるのでしょう。

ちょっとほっこりするヒーローのお話です。


実は…

by のび子

ここ1週間ほど、久しぶりに本の虫になっておりました。
こんなに本に熱中するのは久しぶり!という勢いで
読んでいた本の中の1冊が、池井戸潤さんの「下町ロケット」です。
2011年度上半期の直木賞を受賞された作品なので、
ご存じの方も読まれた方も多いと思います。
今更の読了になってしまいましたが、
ページを繰る手が止まらないほど熱中しました。
大きな事件をこのまま引きずって進んでいくのかと思いきや、
それをきっかけにした○○の修正がこんな大きな話に繋がっていくとは!
私は複雑な立場に置かれた財前に、
何となく感情移入して読んでしまいました。

この話を読みながら、赤平市にある植松電機さんのことを思い出しました。
社長の植松努さんは大学卒業後、菱友計算株式会社航空宇宙統括部に在籍。
こちらを退職してお父さんの会社を継いでいます。
それからしばらくして、北大から「爆発しないロケットエンジンの実験に
土地を使わせてほしい」と頼まれことがきっかけで、
ロケットの研究・開発をするようになるのです。

下町ロケットの主人公、佃とそっくりな経歴!
もしかしたらモデルになっているのかもしれませんね。

話の続きが現実に続いているような気がして、
爽やかな読後感を与えてくれた作品でした。


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